Shimbo氏、Kちゃんにハートブレイク。サッカーはもうたくさんあるね。
先日、Shimbo氏の心の恋人、Kちゃんが遊びに来るということで、部屋を掃除しながらウキウキと待っていたShimbo氏。頭の中では「こんなことやあんなことして遊ぶぞ!」と枕を相手に高い高いをしていたというから怖いものだ。
夕方、玄関の呼び鈴が鳴って、Kちゃん一行が到着。早速玄関まで迎えに行こうと、ダッシュをしたShimbo氏の脇を、一人の男の影が追い越していったという。それはShimbo父であった。さっきまではテレビを眺めながらダラダラとしていたのは、Kちゃんと遊ぶための英気を養うためだったらしい。Shimbo父は、Kちゃんを抱きかかえると早速、自分の部屋に連れて行き飴玉を食べさせたりしたらしい。Shimbo氏が、後ろから「Kちゃん」と声をかけようものなら、※1ラオウ並みの闘気を放ち威嚇、一瞬の隙も見せなかったのだという。
すっかり出し抜かれた格好のShimbo氏。その背後には、幼稚園生になったK君が、サッカーをして遊ぼうと目をランランと輝かせながら待っていたのだという。最初は随分と抵抗していたというShimbo氏。外国人の真似をして「オー、サッカー、私、外人、日本語分からないあるよ。」などと煙に巻こうとしたらしが、その言葉に涙目になったK君に負けて、ついには部屋でサッカーを始めたのだという。素早いドリブルで向かってくるK君に、プレッシャーをかけてボールを奪おうとするShimbo氏。最初のうちは、倍以上はある足を活かして、「ハハーン、K君こっちだよ~」などと、余裕を見せていたShimbo氏であったが、そのうち、足がもつれ、息は切れ、呼吸困難で顔が青白くなる始末。「ちょっと休憩、休憩」と部屋を出ようとするShimbo氏めがけて、また素早いドリブルで切れ込んでくるK君。Shimbo氏はサッカー地獄の中で意識朦朧となり、気が付くと床に倒れ、Shimbo氏をいたぶっていたK君は怒られ、泣き叫んでいたのだとう。
ようやく、体力を回復したShimbo氏であったが、夕食の際にもKちゃんはShimbo父の腕の中。Shimbo父は、自分で煮付けたかぼちゃをKちゃんに食べさせていたのだといういう。「かぼちゃなんて子供にはおいしくないね」と悪態をついていたShimbo氏であったが、何とかぼちゃはKちゃんの大好物。Shimbo父のなんという抜け目のない情報収集力。Kちゃん相手に笑うShimbo父の笑顔の向こうに、とてつもなくどす黒いものを感じていたというShimbo氏であった。
次の日もShimbo氏はもっぱら、K君のサッカーの相手。二度目の酸欠状態で倒れると、後はもう動くこともできず布団の中でうなっていたのだという。
ご一行が帰るということで、重い体を持ち上げて、玄関まで見送りに出かけたというShimbo氏。すると、そこにはShimbo父に一万円をもらい、それを手に、嬉しそうに去っていくKちゃんの後姿があったのだという。Shimbo氏が、とてつもない敗北感にひたっていたのは言うまでもない。
※1 ご存知、北斗の拳のやたら強い長兄です
今週のおまけ
独占禁止法で訴えたらどうだい。Shimbo氏!