Shimbo氏、浮世の垢を流しに!パスポート取得は一苦労
近頃、浮世の垢がたまりにたまっているというShimbo氏。そのたまり具合といったら、垢すりに行けば、垢が富士山よりも高く積みあがろうというほど。おかげで、垢につつまれたShimbo氏の体は、着ぐるみを着たようにぽかぽか暖かく、いつでも一人サウナ状態。Shimbo氏が暑くもないところで、滝のような汗を流しているのはそのせいだ。
これ以上、垢を溜めていると、汗だくになり乾燥死してしまうということで、海外にでも行って浮世の垢を流そうと、急に思い立ったShimbo氏。もっとも先立つパスポートはとっくに有効期限が過ぎており、まずはそこからと、パスポートの取得準備を始めたのだという。
「情報収集には抜かりないね」とShimbo氏。インターネットで旅行会社のページをチェックし、必要な書類を概ね準備し、申請に行く前日、枕もとに置いて何度もチェックしなおしたのだという。「石橋でも迂回して渡る程、俺は慎重サンだからね」とShimbo氏。残りの住民票だけは次の日にとりに行くということで、深夜5時まで書類をチェックした後、眠りについたのだという。
さて、次の日、まずは久しぶりの自動車に乗り込み住民票を取りに行ったというShimbo氏。近くの市役所の出張所を目指したのだが、慣れぬ場所だったため、おかしなところで大きく右折、そのまま何処か見当違いの方へ軽快に走り去っていったのだという。「戻ってくるのが大変だったよ」とShimbo氏。これまた、無理な横道に入り、一方通行の道を迷走しながら目的地までたどり着いたのだという。途中では犬に吼えられたり、野良猫に車体を引っかかれたりまでしたという。
さて、これで書類が揃ったといそいそとパスポートの申請窓口に出かけたShimbo氏。しかし、Shimbo氏のほんとうの悲劇の始まりはここからだった。まずは、写真撮影機の前で一生懸命に撮影した写真。取れないようにと、糊をべっとりとつけて、申請用紙に貼り付けたのが、頭の上にスペースがないということであっさり却下。「目の前で撮影できますので、ご利用下さい」と軽い含み笑いと共にいなされた。
ここで何か大きな陰謀を感じたというShimbo氏。「これは、Shimboにパスポートを取らせないための嫌がらせ?」それほど、Shimbo氏のパスポート申請には、困難が付きまとっていたという。「そんなにこのShimboの頭脳が海外に流れていくのを恐れているのかな?」と一人で真顔で呟いていたのだという。
さらなる悲劇は、あれほど苦労してとってきた住民票。窓口に行ったところ、「住基ネットで調べてもよろしいですか」「は?」「だから住基ネットで調べますが」「エート、住民票は?」「必要ありません」とピシャリ。少し涙目になりながら「ぜひこの住民票を使ってくだせえ」と直訴するその姿は、お代官様に直訴上を手渡そうとする、時代劇の町娘のように、哀れみを誘う姿だったという。
そんなこんなで、ようやく終ったShimbo氏のパスポート申請。もはや、海外に行くという目的も忘れ、パスポート申請が終ったことに満足感を覚えていたという。「なあ、俺ってよくやったよな。」とハーブたちに語りかけるShimbo氏。「早く海外に行って来いよ、どうせここにいても水もくれないんだし」と邪険に扱われたのは言うまでもない。
今週のおまけ
Shimbo氏! 俺の採った魚を食いにこないか!