器形の特徴 寸胴、丸底。口縁が短く強く外反する。 装飾・文様 古い段階（井草Ｉ式）は縄紋を口唇は横位に、口辺と胴は、条がそれぞれ横、縦になるように斜に転がす。口縁部内面にも横位に転がすものがある。撚糸紋を用いる場合は縄紋の場合と条が同様になるように横又は縦に転がす。口縁部に原体側面圧痕や指頭圧痕、幅狭な羽状縄紋等の文様を施すものが有る。新しい段階（井草II式・大丸式）は口辺部の横位施文が失われ、口唇と体部のみの構成になる。東関東で縄紋が多く、西関東で撚糸紋が多い。