製作の特徴 器面調整は撫で。 器形の特徴 砲弾形、口縁が僅かに外反するものがある。底部は不明。 装飾・文様 口縁直下に円形の押圧や工具を押圧して下に引く「押引紋」が並べられる。押引紋が胴部に垂下するものもある。泉福寺洞穴5層では、下部では薄手で垂下紋の間隔が広いのに対し、上部は厚手で垂下紋の間隔が狭まる傾向が認められ、僅少な資料によるとはいえ、前後の型式との連続性に叶うことから時間差を示すといえる。