若狭路2008

(Last update: 2008/02/22)

このページは捏造問題連絡舟々へ投稿した記事の一部に、写真を付け加えたものです


02月16日(土) 一旦帰宅。鞄の中身を入れ替えたほかはいつもの恰好で出発。まずは袋ジュンクで時間調整。名大図書館で目にして以来そのうちと気に留めていた『遺伝』2007年3月号を購入。“特集 日本人の起原”が売りですが、一番引かれた記事は「巻貝の左右は母貝の単一遺伝子が左右する」だったりして。22時の閉店まで粘り、山手線を遠回りしながら東京駅へ。夜行バスに乗り込む

02月17日(日) トイレ休憩の声に、浅い眠りから立ち上がりステップを降りると、そこは白かった。まどろみとトイレをくりかえしながら福井駅到着は朝8時半。観光案内所で市街案内図と循環バスのルートを教わり、まず県立博物館へ。がっかりして市立博物館へ。随分コンパクトな通史展示と思ったら、その後でポイントとなる時代の詳細な展示。なかなか工夫がある。そもそも藩関係の良い資料はあらかたこっちにあるのかな?
 そばを食し、市内最大級の書店をチェックしてから列車へ。三方駅到着は15時すぎ。タイミング良くコミュニティーバス
鳥浜貝塚付近
 因縁の縄文博物館へ突入 DOKIDOKI館遠景
DOKIDOKI館
 おおそういえば、湖畔の復原住居は雪に埋もれて近寄ることすらできないな
復原住居遠景
 あれまあ、館内撮影禁止かあ。さすがに卓越した展示物と研究の蓄積を背景に持つだけに「文明」という2字だけ無視すれば、おすすめできる内容ではある。みやげコーナーで便乗菓子を探すが見あたらぬ。「若狭へはちりとてちんですか?」意味不明
 予約した民宿に電話し、迎えをお願いする。駐車場で待つ間、雪はいよいよ激しく、気分は北大路欣也。意識のあるうちにお迎えが来る。水月湖畔の宿まで約10分、当たり前のようにドリフト走行のご主人。今日は貸し切り。湯煎してから魚料理各種。PHS圏外だが、締切り過ぎた原稿もなく、適当に読書して入眠

水月湖の朝

02月18日(月) 8時半の列車を乗り過ごすと次は2時間後だといわれ飛び起きる。脱いで着て畳んで降りてモグパクゴクゴク。下り列車を30分。小浜駅で下車。観光案内所で予備選で盛り上がっている場所を尋ねるが、「ここは公的施設ですから政治的なことは答えられません。市役所でお聞きになってください」いや、市役所よりは、ここの方が許されると思うんだけど。きっとあの中年女性は共和党員に違いない
 雪を踏みしめ市役所へ。2階の「ちりとてちん室 兼 国際交流室」の窓口へ。勝手に支援する会の中心になっているホテルせくみ屋の場所を教わる
 せくみ屋入口自動ドアに「頑張れOBAMA」の貼紙。エレベーターにもフロントにも。“なにかチラシなどは?”「いえ、まだ…」
ホテル入口
フロント
 土産品のコーナーにもまだ便乗菓子が無いなあと確かめていると、テレビカメラを担いだ人々が。NHK。まことにもってちりとてちん。取材の様子をしばし眺める
NHK取材
 列車の時間が半端なのでタクシーで東小浜へ。ようやく今回の旅のそもそもの目的地
 ここも撮影不可。まあどうせ常設展示の土器の展示が見にくいし
福井県立若狭歴史民俗資料館テーマ展再発見!鳥浜貝塚資料
 は、足かけ3週のみという短期間の展示。図録もパンフも予定無し。展示が目的かそれとも手段だったのか
 折角展示している草創期土器がいまひとつ見づらい。斜台を使ってくれると嬉しいのに
 総じて、図録にすれば最新の研究成果が総覧できる素晴らしいものとなりそうだが、展示にはあまり向かない資料が多かった(ガラスにぴったんこになって見ましたけどね)
 列車に遅れると面倒なので、早めに館を出る。乗り継ぎ乗り継ぎ新幹線で昆野本を読み終える。読みにくい本だった。
 東京駅で一度出て、丸善本店をのぞく。長谷川本が平積み。官僚・政治家も買うかな?


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