1.名称:ディル(ジ―ル)
2.別名:Dill(英)、Aneth(仏)、蒔羅(じいら)・慈謀靭・小茴香(中)、イノンド(日)、サワ(印)、ジャベンジャワ(インドネシア)
3.学名:Anethum graveolens L.
4.科名:セリ科の一年生草本
5.原産地:地中海沿岸、インド
6.主産地:インド、オランダ、ドイツ、イギリス、フランス、アメリカ、エジプトなど
7.成分:カルボン、d−リモネン、フェランドン、α−ピネン、ジペンテン
8・生理機能:Used as infant colic, cough, cold and flu
remedies. Relieve digesti ve disordes.
9.薬理効果:生薬名の蒔羅(ジラ)は、古代スカンジナビア語の駆風薬を意味するDillaに由来する。そのため、駆風薬として利用されることが多い。薬理作用はディルの精油に駆風作用があるといわれている。種子を水蒸気蒸留して得た蒔羅水を、小児の食べ過ぎに用いたりする。西洋の民間薬としては、乳汁および尿分泌促進作用があるといい、嘔吐、ヒステリーに効果を示し、肛門潰瘍の外用薬として用いられている。
10.利用法:ピクルス、パン、サラダ、パイ、スープ、各種ソース、肉料理、焼きりんご、魚料理などに用いられる。インドではカレー粉の原料にするほか、一般的調味料として使用している。
11.代表的料理:ピクルス、パン、パイ、スープ、ピクルス
《参考文献》
・「スパイス調味辞典」
武政 三男、園田 ヒロ子 著 (株)幸書房
・「スパイス入門」(食品知識ミニブックシリーズ)
山崎 春栄 著 (株)日本食料新聞社
・「MEDICINAL PLANTS」
Thomas S. C. Li 著
TECHNOMIC PUBULISHING CO. 2000年発行
・「最新医学大辞典 MEDICAL DICTIONARY」
後藤 稠(編者代表) 医歯葉出版株式会社
・ 「独英和活用大辞典」(常用版)
河辺 実 編 (株)廣川書店
・ 「スパイス ブック(実用版)香辛料の完全ガイド」
ジル・ノーマン 著 (株)山と渓谷社
・「おいしさ2倍、効果3倍 からだによく効くスパイス&ハーブ活用辞典」
ハーブ・香辛料研究会 編 (株)池田書店