1.名称:ベイリーブス
2.別名:Bay leaves(英)、Laurier(仏)、月桂葉(中)、ゲッキイジュノハ(日)、月桂樹、ローレル、ローリエ
3.学名:Laurus nobilis L.
4.科名:クスノキ科の常緑樹
5.原産地:東部地中海、アジア西部
6.主産地:ギリシア、トルコ、フランス、レバノン、キプロス、アルジェリア、モロッコ、スペイン、イタリア
7.成分:シネオール、α−ピネン、α−フェランドレン、l−リナロール、テルピネオール、ゲラニオール、オイゲノール
8:生理機能:Internally for indigestion and appetitie.
Externally for dandruff, rheumatism, sprains,
and bruises.
9.薬理効果:医薬として芳香性健胃薬、リューマチ、関節痛、神経痛、疥癬、発毛料、浴湯料に利用される。17世紀中ごろにカルペパーによって書かれた『総合植物誌(Complete Herbal)』の中で果実の油の効用を推奨している。関節痛、神経痛、胃痛、腹痛、筋肉痙攣、痛み、疲労や骨折からくる痛みなどに対して用いるとよく効くとしている。
10.利用法:肉類や魚介類の生臭さを和らげ、さわやかで上品な香りに仕上げるのにたいへん効果的である。馬鈴薯にも良く合う。特にフランス料理に欠かせないスパイスの一つで、ブーケ・ガルニ(香草の束)にも必ず用いられる。スープ、シチュー、カレー、焼肉のたれなどに葉を一からニ枚用いると香りが引き立つが、あまり長く煮込むと苦味がでるのでよく煮込んだあとは葉を必ず取り出すようにする。
11.代表的料理:シチュー、スープ
《参考文献》
・「スパイス調味辞典」
武政 三男、園田 ヒロ子 著 (株)幸書房
・「スパイス入門」(食品知識ミニブックシリーズ)
山崎 春栄 著 (株)日本食料新聞社
・「MEDICINAL PLANTS」
Thomas S. C. Li 著
TECHNOMIC PUBULISHING CO. 2000年発行
・「最新医学大辞典 MEDICAL DICTIONARY」
後藤 稠(編者代表) 医歯葉出版株式会社
・ 「独英和活用大辞典」(常用版)
河辺 実 編 (株)廣川書店
・ 「スパイス ブック(実用版)香辛料の完全ガイド」
ジル・ノーマン 著 (株)山と渓谷社
・「おいしさ2倍、効果3倍 からだによく効くスパイス&ハーブ活用辞典」
ハーブ・香辛料研究会 編 (株)池田書店