1.インド
アジャンタア石窟の涅槃像(6世紀前半)
オーランガバードの北方104kmに馬蹄形の岩山に穿かれたアジャンタ石窟寺院がある
そこの第26窟で左側廊部に穿かれた仏陀の涅槃像にお目にかかれました
全長7.1mのインド最大の涅槃象です
2011年11月22日撮影
2.スリランカ
仏教は紀元前247年インドからアショカ王の子マヒンダ長老が伝える
ダンブッラ石窟寺院 第5窟の涅槃像
ダンブッラ石窟には極彩色の壁画で飾られた5つの石窟がある。
第5窟は一番北にあり石窟でこの涅槃像は最も新しいものである。
2009年12月18日撮影
シンハラ王朝の都ボロンナルワ ガルヴィハーラの涅槃像
岩から削り出したメッチャ穏やかな表情の涅槃像
2009年12月19日撮影
3.ミヤンマー
バガン
ビルマ族によるミヤンマー初の王朝が開かれた土地、バガンBAGAN
アーナンダー寺院(Ananda Temple)回廊仏龕の黄金の涅槃像
四体の黄金仏の立像が納められている本堂の周囲を廻る回廊に1600もの仏龕が設けられ、石像、石仏が納められている。
2014年.3月24日撮影
ヤンゴン
ヤンゴンは2006年ネーピードーに遷都されるまでミヤンマーの首都であった。
チャウット・ジー・パゴダの巨大な涅槃像
全長70メートルもある巨大な涅槃仏 穏やかで優しそうな表情は人々が求めているものなのか。
2014年3月22日撮影
4.タイ
バンコック ワットポーの黄金の涅槃像
タイの首都バンコックにあるワットポーはラマー一世が創建し代々の王が増設した王室の寺院であり涅槃寺として有名である。
ここで巨大な黄金の寝釈迦仏に出会った。大きすぎて全体像はカメラに収まりきれなかった。
1998年3月??日撮影
5.インドネシア
ジョグジャカルタ
ボロブドール遺跡の釈迦の涅槃像ではなかった!!
ボロブドール遺跡は中部ジャワの中心都市ジョグジャカルタの北西約42kmにある8世紀ごろ建造された仏教遺跡である。
その遺跡の第一回廊の壁に仏教説話のレリーフが施されていいる
このレリーフは仏陀の涅槃像であると思って写真ファイルからピックアップしたもので、作業中横たわる姿が女性であることに疑問を持ち吟味した結果、これは釈迦の涅槃像ではなくマヤ夫人が六本の牙を持った白い象が右脇から胎内へ入る夢を見たという、所謂仏伝の「托胎霊夢」であることに気づいた。(sorry)
2013年5月11日撮影
6.中国
重慶市双橋区大足
大足宝頂山石刻 大佛湾第11号の釈迦佛涅槃図
重慶市街から西に向うと四川省との州境に近い大足に幾つもの石刻が分布している。
その一つ宝頂鎮の宝頂山に展開する石刻を訪れたときに遭遇したのがこの涅槃佛である。
全長31メートルもの巨大な釈迦佛を中心に釈迦の涅槃図が描かれている
足元に九曲運河がある。仏の教えを流すものなのか?
2012年7月14日撮影
7.中国
甘粛省臨夏回族自治州永靖県
炳霊寺第16窟北魏佛涅槃像
劉家湖ダムよりボートで黄河をさかのぼると奇怪な群峰が現れ炳霊寺石窟の船着場に着きます。
特に有名なのは高さ40メートルもの岸壁ある西秦代の第169窟であるが、沸涅槃像は第16窟に唐代に修繕したものが横たわっている。
北魏佛涅槃像(写真)
同(局部)(唐代重修)
2016年6月25日
8.中国
甘粛省敦煌
唐代に建造された涅槃窟第148窟、第158窟の涅槃像
第148窟
唐の大暦11年(776)に造営された。本尊は長さ14.8メートルの涅槃佛、その後方に弟子、夫人、各国王子、菩薩、羅漢、など83体の塑像が並ぶ、東壁の北側に薬師経変、南側に観無量寿経変、西・南・北壁に涅槃経変の壁画が描かれている。
(2007年9月20日訪問)
第158窟
間口17メートル、奥行き7メートルの石窟に長さ15.1メートルの涅槃佛、南壁と北壁に塑像の立仏と倚座仏が造られ涅槃佛を中心にして過去、現在、未来の三世仏を構成している。
(2019年11月26日訪問)
敦煌石窟は写真撮影禁止であったため後にMigiが描いたものである。