のんびり登ろうよ


 のんびり登ろうよってタイトルですが別に急いで登るなって言う意味ではありません。精力的にピークハントする人も、カモシカ登山する人も、登り方は人それぞれ、自分なりの楽しみとして登ってるんですから、他人に登り方をおしつけるってのはおかしな話です。だいたい私なんか、体力も技術も根性もないので実際のんびりとしか登れないんですよね。そんな私が、山登りってしんどいな、怖そうだなと思ってる人に、こういう気楽な登り方もあるんですよと紹介しようというのが、このコーナーの趣旨であります。

 私が山歩きをするきっかけは、高山帯に棲む野鳥を見るためでした。ですから、私の山歩きはもともとピークハントではなくて、自然観察、いやそんな堅苦しいものでもなく自然を楽しみながら歩くのが目的といっていいでしょう。以前はバードウォッチングが目的でしたから、目は鳥の影を追い、耳をすませて鳥の声を探るって感じで、鳥以外の周りの自然が全然目に入ってなかったときもありました。しかし、鳥にこだわらなくなった今は、冒頭にも書いたように、鳥がいれば鳥を見、花があれば花を見、温泉があれば湯に入り、いい景色があればコーヒーを沸かしながらゆっくり眺め、いい沢があれば美味しい水を味わうと、たちどまってばかりのぶらぶら歩きがスタイルとして定着してきました。こういう歩き方は疲れなくて楽しいですよ。

 といっても大自然はいつも優しい楽しい顔を見せてくれるとは限りません。それなりの知識と装備、心構えをもたなければならないことは、のんびり派とはいえ当然のことです。私の場合は、バードウォッチングのとき、丸一日人と出会わない原野とか林を一人でうろうろすることもあったので、自分一人でもなんとかなる心構えと装備は、まあ自信がありました。しかし、過去、登山部や登山グループに属したこともなく、まわりに山登りについて教えてくれる人もいなかったので、山登りの知識についてはガイドブック頼りの独学です。しかも単独行・・・。初めてのときは、登山届けの出し方や山小屋の泊まり方も知らないんですから、結構不安でしたね。

 初心者の方の参考になるかどうかは極めて怪しいモンですが、そんな私の体験も交えて、のんびり山歩きの楽しさをぼちぼち紹介していきたいと思います。あんまり期待しないで、信用しないで以後おつきあいくださいません。
 



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