Readers' Column
所要時間 2時間
 
内容 
新聞や雑誌の記事(今回は狂牛病について)を読んで、その感想を書く。
次に感想を書いた紙を回して、その感想についての感想を書く。
これを3〜4人のグループで1周させて、お互いの感想を読み合う。
感想を書く紙はグループの人数分用意する。
1周したところで、記事についてまたはその感想について自由に話し合う。
 
目的
ITCの最初の活動として、書くことにより自分の英語をモニターしながら、頭を日本語から英語に切り換える。切り替わったところで話し合いに入るようにする。
 
担当者(Atsushi)のコメント
記事は今までTimeから取っていたが、今回は使いたくなかったので、ST(旧Student Times)から取った。専門用語が含まれていたが、理解できると思いこれにした。
辞書を引くのはこのセッションの目的ではないと思い、語注をそのまま置いておいたが、どうだったか?
STのURLを載せておいたので、ホームページを見てほしい。
 
参加者のコメント
・なじみのあるテーマだった。誰もが何かを言える題材でよかった。
・タイムリーなテーマだった。
・日本語で背景知識があったので、わかりやすかった。
 
Talking Match
 
所要時間 1時間30分
 
内容
ペアに分かれる。あるトピックで対立する立場(西洋医術vs東洋医術など)が与えられる。
各自、1分間で論点を整理し、その後、与えられた立場で相手を説得するように5分間論じ合う。
様々なトピックでこれを10回繰り返す。
トピックごとにペアの相手は代わる。
トピックはほかにLiving Alone vs. Living with Parents, Live Music vs. Recorded Music, Morning Shower vs. Evening Bathなどがあった。
 
目的
後の活動につながるように、できるだけ大量に話してウォーミングアップを図る。
 
担当者(Miyako)のコメント
目的はできる限り大量に話すことだった。
前回はコースの2日目か3日目に行われたが、今回は初日に行った。
すべてのトピックはEnglish Journalから取られている。自分でトピックを作るのは大変だった。
時間配分についてはどうだったか?
 
参加者のコメント
・楽しかった。EJでの記事は読んだことがあり、自分も何かの方法で使ってみたいと思っていた。
・コースの初日にやったのは成功だった。
・時間配分については問題ない。
・活動自体楽しかったし、相手の言い分を聞くのも楽しかった。
・プログラムの中でいい場所に入れてあった。ペアの組み合わせがよく分からなかった。
・楽しかった。トピックに含まれる語の定義が曖昧だった。
・同じトピックをどう料理しているか、元のテープを聴いてみたい。
 
Warm-Up
所要時間 10分
 
内容 
TOEICのリスニングテストを全体で行う。
 
目的
1日の活動の準備をする。
 
担当者(Miyako)のコメント
TOEICのListening Promblemsを持ってきた。
今回は私も参加し、楽しんだ。
初参加者には手順を説明しておくべきだった。
Shadowingも選択肢の一つとして考えていた。
 
参加者のコメント
・手順については問題なし。
・Shadowingも好きだ。
・今までと違い、一つの会話に3つの質問があって難しかった。
 
Loudspeaker
所要時間 1時間30分
 
内容 
1グループ3人で行った。
題材はブータンの民間薬草療法をイギリスの製薬会社が新製品作りに役立てようとしているというニュースの導入部分。
 
目的 
Listening能力の向上。
細かいdiscussionの練習。
瞬時に英語音声を発する練習。
 
担当者(Atsushi)のコメント
題材はEnglish Journalから取った。話自体は僕にとってそれほど面白くはなかったが、難易度が我々にちょうどいいと思った。
リーダーズ英和辞典を使わなければならないような難語を含んだ教材を使いたかった。
 
参加者のコメント
・難易度はよかったし、トピックも面白かった。
・全文の書き取りができなかった。
・固有名詞は書き取り不可能だった。
 
Word Talk
所要時間 4時間(準備2時間、発表2時間)
 
内容
ペアになって、語源に基づいた英単語の話(mini-lecture)を互いに行う。
準備の段階では一つの語根(例えばfed)とその派生語(federal, fidelty, confident, diffide, etc)をまとめた資料を読み、自分の話(Word Talk)の準備をする。このときにパートナーに提示する資料も作成しておく。
発表の段階では6,7人がグループになって、予め決めてある順番で次々にパートナーを変え、自分の用意したWord Talkをパートナーに聞かせる。1回につき8分。8分後に今度はパートナーが自分に対してWord Talkをする。16分たったところで、一斉にパートナーを変えて、1回目と同様に自分と相手のWord Talkを行う。つまり、同じ話を、相手を次々に変えながら、6〜7回繰り返すことになる。
 
目的
語彙力を高める。
語源の知識を身につける。
 
担当者(Tomoki)のコメント
今回は人数の都合で、7人のグループと6人のグループができてしまい、7人のグループは、同じ話を6回も繰り返したが、疲れたり飽きたりしませんでしたか?僕は疲れました。
 
参加者のコメント
・準備の時に、リハーサルもできた。このやり方(手順)が気に入っている。
・相手のいろいろな発表の仕方が面白かった。
・大勢の前でも発表してみたい。1対1のコミュニケーションもいいが。
・このやり方がいい。回を重ねるうちに、自分の発表が次第によくなった。
・セッションとして良くまとまっている、個人的にはこのセッションに飽きてきた。
 
Hello, Dr. Laura
所要時間 1時間30分
 
内容
AFNの電話人生相談番組(土曜午後6時5分から放送)を題材に、相談者4人分のケースをテープで聞き、用意された質問に答える。
 
目的
比較的多量の英語を聞く。
アメリカの一般人の関心事を知ることにより、アメリカ文化の知識を広げる。
Discussionの機会を持つ。
 
担当者(Tomoki)のコメント
今回は、9.11のテロ関連の話を意図的に入れた。
 
参加者のコメント
・4つのケースが長時間のものから短時間のものへと配列されているのはよい。
・各ケースに対する質問と解答を印刷してある小冊子は役に立つ。
・テープの音質が悪い。
・すべての話が興味深かった。
・小冊子に満足した。
・解答は作者(Tomoki)の個人的な意見が含まれている。
   担当者の回答:「議論を熱くするためにわざとやっています」
・トピックの多様性が楽しかった。
 
Game
所要時間 1時間30分
 
内容 

@読み上げられる辞書の定義を聞いて、その語を当てる。さらに答えの3語から連想される人物のフルネームを答える。

Aある語を与えられて、それを辞書的に定義する。

Bある語を与えられて、それが定義文で使われている語を言う。例えば、「iceが定義文で使われている語は何か?(答skate, iglooなど)」という具合。

C辞書の収録語の並び順を予測する。例えば「Englishの直前、直後の語は何か?」という具合。

 
目的
英英辞典を使ってゲームをする。
 
担当者(Andy)のコメント
長いことAITCではゲームをしていなかったので、やってみたかった。特に、辞書を使うゲームをやってみたかった。やり方にはまだ自分でも納得がいっていない。
 
参加者のコメント
・みんな熱くなった。
・Andyの人柄がこのセッションに合っている。
・採点方法に一考の余地あり。
・単語の定義をするゲームが一番面白かった。
 
Review
所要時間 15分
 
内容
その日の全活動終了後(午後9時)、全員が会議室に集まり、その日一日の活動で学んだ表現(語彙、語句)を自習シートに書き込み、記憶を整理する。
 
目的
自分にとって新しい表現を整理して、定着を図る。
 
担当者(Tomoki)のコメント
TA会で出てきたアイデアを実行してみた。活動が予定通りに終わらず、結局、入浴時間の関係で初日しかできなかったのが、残念。
 
参加者のコメント
・考え方はいいと思うが、いつやるかという時間が問題。
・Review Sheetは改善の余地あり。
・私はいつもセッションの復習をしたいと思っていた。
・スケジュールがきついからねぇ。
 
Radio Drama
所要時間 8時間(1時間の昼食休憩含む)
 
内容
3〜4人のグループで、ラジオドラマを制作する。
今回は準備時間の短縮を図るため、ドラマのジャンル(advernture, romance, mystery)は予め指定されていた。
また劇中で必ず使わなければならない共通のせりふが3つ、指定されていた。
各作品には内容理解のための質問がついており、作品の発表の後に各制作者グループから出題される。
 
目的
ドラマの制作を通して、粗筋づくりのdiscussion、台本づくりのwriting, 吹き込みのspeaking、他グループの作品の鑑賞に伴うlistening等の諸技能の全体的な向上を図り、かつ、共同制作を通じて参加者間の一体感を高める。
 
担当者(Andy)のコメント
必ず使用しなければならない3つのせりふを決めるのが、このセッションの準備で、一番難しかった。
今回はジャンルを前もって決めておいたが、それが準備時間の短縮につながりましたか?
 
参加者のコメント
・せりふの一つである"Onions irritate my eyes."は細かすぎ(too specific)。
・必須の3せりふが、場面を思いつく刺激剤になった。
・細かすぎるせりふの方がいい。抽象的なせりふだと面白くない。
・ジャンルが指定されていたのに、準備には時間がかかった。
・必須せりふは2つにしよう。
・2つで充分。3つだと、劇全体が長くなってしまう。
・発表を聞いた後に出される質問は面白かった。(これまでは質問をコピーしていたが、今回は時間の都合で口頭での質問になったが、)質問をコピーする必要はないと感じた。
・台本を書くのに、パソコンがとても役に立った。
 
Song Outline Listening
所要時間 1時間30分
 
内容
叙事的な数曲の歌を2回ずつ聴いて、その歌詞の内容について話し合う。
各グループに1枚ずつ質問がPost-It で隠されたプリントが用意されている。
1回目を聞いた後に、指定されたPost-Itをはがして、出てくる質問に答える。
2回目も同様に質問に答える。これを曲数文繰り返す。
最後にすべての曲の歌詞カードが配られ、それを見ながら歌を聴く。

今回は、次の曲が使われた。

Copacabana(Barry Manilow),
He was a Friend of Mine(The Byrds),
Power(John and Johanna Hall),
Zero Landmine(David Sylvian),
Tecumseh Valley(Townes Van Zandt and Nancy Griffith)
 
目的
歌を全体としてとらえるlisteningの力をつける。Discussionを楽しむ。
 
担当者(Yoko)のコメント
用意した質問紙はどうだったか?
 
参加者のコメント
・(各グループを巡回してくる)担当者との会話を楽しんだ。
・5曲はちょうどいい。これまで6曲を使ったことがあったが、手に余った。
・選曲が今までで最高。我々のレベルに合っていて、議論がしやすかった。