日記の朗読という、いままでにない新しいタイプの文章を採用したことが興味深かった。内容もなかなかおもしろかった。 だ、だが、いかんせん難し過ぎた。 何がどう難しかったかというと: 1)朗読の速度がかなり速い。そのうえBritishだったので、なかなかフォローできなかった。 2)文章構造が複雑だったりして、一文の息が長い。また、日記ゆえに主語が省略されている箇所があり、文頭でつまづきそのままずるずると行ってしまった。 3)なじみの薄い固有名詞や難解語句(besuited,
trollop)が含まれていた。 4)分量が多すぎる。数えたら全部で196wordsあった。経験上この活動に適するのは、(文章の難易度にもよるが)時間にして1分、120〜130wordsくらいがいいところではないでしょうか。
このような条件が重なったので、かなり難しくなってしまったのだと思います。やっている最中に、正直、投げ出したくなっちゃいました(疲れてたのもあるけど)。やはり、Loudspeakerはスクリプトを完成させるのがゴールなので、がんばればなんとか98%くらいまでたどり着ける程度のレベルのものが適していると思います。そうでないと徒労感と敗北感の方が大きく残ってしまいます。素材はナチュラルなものがいいか、作られた教材モノがいいか、一概には言えませんが、教材の方がずっと探しやすいのは確かでしょう。
それから、Listening系の教材選定の際に気をつけなければのは、「先にスクリプトを見ない」ということです。特にLoudの場合は、まず自分でシャドウイングしてみて何割くらいできるか測ってみることが不可欠です。そうすれば大幅に難易度を見誤ることは防げるはずです。今後担当する人は参考にしてくださいl。
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