Welcome to Japan Richard Sinclair

 2002年3月、遂に "Voice Of Canterbury" ことRichard Sinclair が単独来日しました。23日は東京お台場のメディアージュ内で“ファンの集い”といった感じの30人限定アコースティック・ライヴが行われ、運良く私も会場に入れることになり、そこでリチャードと一緒に写真を撮ってサインしてもらいました。

エーハブ船長に撮ってもらったリチャードとのツーショット
どっち見てるんだ!? この後のリチャードの仕草が面白かった

こっちがその時のサイン

 そして24日に「南青山 Manda-La」で最初のライヴが行われました。
 2部構成の最初はリチャードのギター弾き語りソロ・ライヴで Caravan の「Disassociation」「Land of Grey and Pink」のほか会場からのリクエストに応えCamel の「Down On The Farm」なんていうのもあやふやながら披露してくれました。
 第2部では清水一登・鬼怒無月・芳垣安洋氏によるバンド、Trio Los Opabinos を従え名曲「Share It」に鬼怒さんのアコースティックギターもすばらしい「winter wine」それからRSVPからの曲「Outback In Canterbury」では清水さんはクラリネットを吹き「Out Of The Shadows」の緊張感ある演奏もすばらしかったです。最後のHatfield and The North の名曲「Halfway Between Heaven and Earth〜It Didn't Matter Anyway」でもリチャードは得意のスキャットを充分すぎるほど披露し、あのうがいみたいな歌い方の秘密もよく分かったし、もうほんとにこの上なくすばらしいライブでした。最後のアンコールではPAなしモニターも自らはずしての完全生で「O Caroline」を情感たっぷりに披露して3時間にも及ぶコンサートが終わりました。まあ見知らぬ土地での初共演しかもリハも1日だけということで、途中いろいろありましたが、彼の人柄ですべてが許されてしまうような楽しいライヴだったことは間違いないでしょう。
 リチャードはとても面白くてひょうひょうとした人なつっこそうな人だったのは驚きましたが、日本も気に入ったようだし、もっと日本のミュージシャンとも演奏したいと言っていましたからこれを機にまたちょくちょく来日してほしいですね。

 ちなみに1週間たって曲目曲順を忘れちゃいました。「Umbrellas」なんてのもやったよね?だれか正確に解らないかな...?

2002.3.30

Sinclair Songs