延原 武春[指揮]
- 1963年、一早くバロック音楽、しかも当時まだ世にその名を知られていなかった作曲家テレマンに着目し、テレマンの作品を紹介・啓蒙するとともに、室内楽の楽しさと、その喜びを世に広めることを活動の大きな柱として、今の日本テレマン協会を組織。以後、手兵であるテレマン室内管弦楽団・同・室内合唱団、或いはコレギウム・ムジクム・テレマンやバロック・コア・テレマンを率いて、日本全国はもとより世界中へとその活動の場を拡げており、日本の洋楽界に室内楽を定着させた功績は高く評価されています。
- 1982年、1985年、1987年の3度に亘りテレマン室内管弦楽団とともに、旧東ドイツ政府文化省より招聘を受け渡独。中でも1985年には、合唱団・管弦楽団の総勢70余名を率いて、ライプツィヒで行われた「バッハ生誕300年記念国際音楽祭」に、世界19ヶ国の演奏団体と共に日本代表として参加、現地においても大きな反響を呼び起こしました。その後も延原は指揮者として楽員と共に、イギリス、フランス、アメリカ、韓国等既に10数回の海外演奏旅行を行っています。
- これまでに指揮者としては国内では、「大阪フィルハーモニー交響楽団」「九州交響楽団」「関西フィルハーモニー交響楽団」等に、客演指揮者として招かれており、一方海外では「ゲヴァントハウス・バッハオーケストラ」「ライプツィヒ放送管弦楽団」「ズール市立フィルハーモニー交響楽団」「ゲラ市シンフォニーオーケストラ」「ワイマール市立管弦楽団」等、ヨーロッパ各国のオーケストラより招聘を受け渡欧、その的確な指揮と類稀なる音楽性に対していずれも大きな評価と多くの支持を集めています。
- 1996年12月、韓国ソウルにおける「KBS交響楽団“送年コンサート”」に、日本人では初の客演指揮者として招聘を受け渡韓。現地では新聞等でも報じられ、そのコンサートの模様はKBSテレビにより韓国全土に放送され大きな反響を呼びました。
- これまでの彼の活動に対して、「1983年神戸市文化奨励賞」「1984年第9回井植文化賞」「1985年第15回ブレーメール賞」等が授与されています。また、協会代表としては、「大阪府文化祭・本賞」「文化庁芸術祭優秀賞」「第17回サントリー音楽賞」等、その他数多くの受賞に輝いています。
- 現在、「日本テレマン協会代表」の他、「財団法人・兵庫県現代芸術劇場評議員」「社団法人・日本演奏家連盟関西委員」「財団法人・ABC音楽財団評議員」「大阪府ユースオーケストラ・音楽監督」等の要職にも就いています。
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Last update 1997/04/12
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