2023年以前の駄文


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MP3 プレイヤー (2012.08.19)

  最近 MP3 プレイヤーを購入した。 機種は Lyumo M11(売価 2580円)、メモリーは8ギガである。 まず目に付いたのが、付属のイヤホーンのダサさである。 値段が値段なだけに覚悟はしていたが、百均のイヤホーンより劣る。 二股に分かれている部分は15cmしかないので、前からかけることができず、 首の後ろからかけてもぎりぎりである。

  次に気付いたのは音量である。ボリュームを最大にしても 十分な音量が得られないのだ。静かな屋内ならともかく、雑踏の中ではまるで 役に立たない。これは外れかなと思ったのだった。

   しかしこの問題は普段使っているイヤホーンに替えたら解決した。 付属のイヤホーンはインピーダンスが高いのだ。 ちなみに百均のイヤホーン(32Ω)でも音量不足だが、 別のイヤホーン(16Ω)では十分な音量なので、これ位の低インピーダンスの イヤホーンでの使用ならば問題はない。

   こんなイヤホーンを付けるくらいなら、イヤホーンなしで売って その分お安くしときますという方が、環境にも優しいと思うのだが。

  あとこのプレーヤーはコピーした順に再生するので、MP3 ファイルを アルファベット順にソートしてコピーするツールを作成した。


ロンボルグ本 (2003.07.19)

 最近、 「環境危機をあおってはいけない」ビョルン・ロンボルグ (著) 山形 浩生 (翻訳) という本が出版された。Web 上での評判はかなり高い。 豊富な資料を元に世の常識に挑戦する衝撃的な本だそうである。

 膨大な引用、分厚いページ、衝撃的な内容でベストセラーになった本といえば 「衝突する宇宙」とか「神々の指紋」を思い出す。専門家の猛反発を くらっているのも一緒である。 これらは一見立派な学術書のように見えながら実はという本であった。

 ロンボルグ本は果たしてどうであろうか。日経サイエンスに載った反論、 ウェブから情報、立ち読みから判断すると、上記の本のお仲間に 入れた方が良さそうである。ほんとは買って読んでから批判を 書くべきなのだろうが、ただでさえ値が張る上に「神々の指紋」と 同類かと思うとロンボルクに印税をやる気にはなれない。

 ロンボルグをハンコックやヴェリコフスキーと一緒にするなと お怒りの方もいるだろう。たしかに彼らのようにすぐわかる 間違いや嘘というのはないようだ。それゆえに逆に危険な本といえる。

 第一部の環境団体の批判は当たっている部分がかなりあるのだろうと思う。 しかしそれが第二部の各論の正しさを保証するわけではない。 イメージ操作やプロパガンダはロンボルグの方にもあるのだ。

『環境危機をあおってはいけない』サポートページ  山形浩生氏のページ。ここから日経サイエンスに載った反論が読めます。

増田 耕一 先生の読書ノート

市民のための環境学ガイド 安井 至 先生のページ


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