正弦波と螺旋

1:SINとCOSの関係:
正弦波は回転運動ですが回転運動をグラフで示すにはparameterが2っ必要になります。互いに直交する軸を定義すると平面の1点を2っのparameterで表せます。半径1で回転する円運動はXh^2 +Xv^2=1^2 =1となりますが角度をθとするとSIN(θ)^2 + COS(θ)^2 =1となります。 すなわち半径1で固定された円の回転においてはSINとCOSの値が相補的に変化することによって等速円運動が可能ということです。

たとえばθ=0から90度の範囲でSINは0から上昇し90度で1に逆にCOSは1から下降して90度で0です。SINの変化率がCOSの値に反映します。

*:三平方の定理からSINとCOSの関係が定義されますがここでは合成ベクトルとしての半径Rが常に1という条件からSIN(θ)とCOS(θ)の値は相補的に動きます。相補的に動くので半径Rは円運動になるとも言えます。 SIN(0度)の時、変化率が最大なのでCOS(0度)の値はMAXの1、SIN(90度)で変化が最低(変化しない)なのでCOS(90度)の値は0というSINを微分した値がCOSの値です。


2;オイラーの等式  e^iθ = cos(θ) + isin(θ)
sinとcosは直交しており別次元のparameterなので上記のようにX,Y平面で表さず虚数軸を 用いた2次元のparameterで表現した方が正解です。実数のXに対応するparameterが2っあるので結果としてのY軸を考えるとこのグラフは3次元空間に配備されます。上記式の右辺は円運動に時間要素Yを加えたことに相当するため螺旋をしめします、

また右辺は結果というか螺旋動作を2っのparameterに分解した時の動作を示していますが原因を示しているわけではありません。すなわち左辺のe^iθが回転動作を発生させるエンジンであってこれはスプリングにおもりをつけて水平に振動させる(円運動)ための起動要因とこのe^iθは同じであって結果としての正弦波振動はばねののびちじみを成立させる相補的なparameter(押すちからと戻す力)をsinとcosで示すという具合の対応の式。

ここでsinにiが付いているのは虚数軸のparameterとうだけで1:のsinとこの関係と 構成は同じだが3次元表示のため定義されていると納得できますが実数の関数としてのe^XのX部分がiθという角度と虚数のparameterの置き換わったe^iθという概念を理解するにはパラダイムチエンジが必要です。

e^Xは指数増加ですがe^iθは指数増加を回転エネルギーに変えることだそうです。すなわち2次元平面で円運動という3次元では螺旋をこのe^iθで作りだしているのだそうです。それを分解した要素が右辺なのです。

複素数の指数関数:
変化が常に横(90度)を向いているすなわち進行方向に対して直角にかかる力でみずから回転運動をえる。半径Rに直角の働く力が回転のエネルギー。すなわち円の接線に働く力で回転運動が成立している状態。微分という(変化の方向)が常に自分(現在地)と直交するという特異な性質がe^iθを円運動にたらしめています。

e^iθを複素数平面で?微分するとie^iθとなりiが現れる。これは3次元において 90度の回転を意味するという。さらに微分すると-1になり180度回転、さらに微分で iで270度、さらに微分すると1になり360度で元に戻る。これは2次元の複素平面を回転する円運動の各軸線上の値ということを意味しています。なぜ微分と回転が等価なるのか、そもそもsinの微分はcosで複素平面では直角という90度の変化は微分という関係が成立しています。

1回微分: 90度i
2回微分:180度i^2=-1
3回微分:270度i^3=-1*i=-i
4回微分:360度(0度)i^4 =-i^2*i^2=-1*-1=1
というように縦、横軸との対応がとれます。正弦波を4回微分すると元の正弦波に戻る。

この関数の最大の特徴は、微分するとi倍になる(方向が90度変わる)という性質です。進めば進むほど、常に自分の進む向きを90度左に更新し続けるため、結果として円を 描きます。COS(θ) + iSIN(θ)が 微分した結果の軌跡という意味はSINがθの増加(時間変化)に対するSINの変化率がCOSという変化になっている。

sin(θ)の変化率はcos(θ)
cos(θ)の変化率は-sins(θ)
X軸(cos)が増えようとするとi軸がブレーキをかけたり引っ張ったりする。 e^iθは実数のe^Xからするとiθの代入というのは違和感がありますがここでiが無いθを代入するということは意味のないことになります。

実数 e^X(加速)
変化のエネルギーがすべて外側への増大に使われます。ブレーキ(i)がないためどこまでも増えるという発散イメージ。

複素数 e^iθ(回転)
iを代入することは増大に使われていたエネルギーが進行方向に対して直角(横)にすべて振り向けられる。

相補的なメカニズム:
e^iθにおけるX成分(cos)と虚数i成分(isin)は、一方が増えれば他方が減るという相補関係にある。これにより大きさ(半径1)を維持したまま、エネルギーを位置の変化だけに使い続けることができる。

等式にこだわるとなかなかこのパラダイムが理解できません。正弦波は4回微分すると元に戻るので等速回転(円)運動が持続する周期関数でありe^Xは1回微分しても元の関数のままという自分自身に自分の変化率を内包している関数で正弦波も4回微分すれば元にもどるという共通性がありますが4回を1回転として見れば同種の反応。虚数という次元を用いることによって本来e^iθこそが回転を発生させる元でありその結果としての2次元の写像がcosとsinの三角関数なので同じものを上記式は表しているということのようです。

cosとsinは半径が1になるように制約を受けているので相補的に動く為90度単位で方向が1回resetされるが変化のカーブ自体は本質的には90度の区間で変わりません。e^iθも上記のように1回微分するとiの項が定数として出るので複素平面の定義に合致しているわけです。そもそも虚数は2乗して-1になる数なわけでした。相補的なイメージとしては定電流源に接続された差動対、正帰還に対して100%負帰還をかけたときの反応、1次FilterのLPFとHPFの関係など。

すなわちe^iθがe^Xのように指数上昇(正帰還反応)しないのは平面写像としての正弦波が1/4周期の90度単位で方向転換し、1周期で初期値にrestされることに由来しているのでしょう。正弦波が90度ごとに方向転換をしなかったらそれは指数変化として増大するというアナロジーなのでしょうか。ということは逆に言うと螺旋運動の1周期の中にe^Xの指数特性がかくされているというか1周期分のねじれを展開すれば指数変化が現れるという感覚をおぼえます。

resetと初期値の更新:
指数関数の身近な例は音のOctaveと周波数の関係があります。Octave増えると周波数は倍、2Octave増えると周波数は4倍になりますがOctave構成する12半音に対してOctave上のAの音はAの音として認識します、異なるのは初期値が倍になったことであるので周波数は2倍です。

このたとえと螺旋の時間軸に対する回転は全く同じで現在の螺旋の1点より1周期時間が進んだ直上の点は上記の1Octave上のAの音に対応してそれは回転が1回増えたことと同じなのでこの1回転という間隔はリニアな変化ですがねじれ自体は指数変化なので周波数は2倍であって、これは指数変化なので螺旋の1回転のねじれの中に指数上昇が隠された状態のようなものであり、1周期ごとにresetされその代わり初期値が倍にあがる。このことでe^Xという基本性質がe^iθでもparameterの指定が違うだけで継承されているわけです。見方が2次元か3次元かの違い。

虚数軸を追加することによって2次元では解を得られないX^2+1=0が虚数を追加した3次元では2次元平面とと直交する虚数軸と出力としてのY軸とで構成される面に逆放物線として現れると同じような現象として理解すればいいのでしょうか。

すなわち螺旋の1回転のねじれの中での変化率が一定ということはe^Xとういう指数関数が微分しても変わらない性質は別の形(回転運動)として保持されており等速円運動は変化率が常に一定の運動であることと合致している。 また写像としての正弦波の90度間の変化も指数的でありsinとcosは半径1という制約の中で動いているので両者とも指数関数だが逆変化として動くということ。指数の増加要素はどこにいったのかと考えると1周期の螺旋運動中にねじれとしてかくされている?。上記のOctaveと周波数の関係のように1周期、2周期の変化はリニアだかねじれは指数的であるということ。すなわち回転を保持しつつ螺旋の進行はリニアな上昇である。

e^Xとln(X)のグラフ
実数の平面でe^xと対応する逆関数の(Ln)を同時に表示した場合。Y=Xのグラフすなわち45度の傾きのグラフを45度半時計周りに回転するとe^Xのグラフと自然対数(ln)の関係は変化率が同じで極性が反転しています。 これは指数という正帰還がその逆変化によって直線上昇すなわちリニアに進行する様子になります。これはいわばsinとcosの関係と同じなのでは?。またY=Xというのは直線上昇すなわちリニアな変化です。

上記の螺旋のひとひねりの進行との共通点すなわちe^Xの指数が回転による負帰還反応によって封じ込められリニアな進行をしているという類似性をみいだせます。e^Xとe^iθは大元は同じなので当然ベースの特性は同じなのだから類似性が出るのは当然です。

e^Xとe^iθは次元の拡張による見え方の違い
2次元平面では単に回転運動ですがこれは時間情報をθとすることで時間情報を2次元に封じ込めていますが、3次元表示では螺旋のひねりとして現れるとともに360度で1回転なので円運動の同じ角度θ位置は1、2、3とリニアな変化で進行します。SIN、COSは回転を分解したX、Yの要素ですが大元の回転エネルギーはe^iθなので単純に回転するだけでなくリニアな進行エネルギーも内包しているのでしょう。と考えればe^iθというパラダイムを理解、定着できそうです。

e^Xの一定区間(リニアなXの増加)に対するひもとしての長さは螺旋の1周分として螺旋のねじれとして隠されていてこれから回転要素を除けば指数変化(*1)。上記の一定から次の区間に進行することは指数関数の初期値のResetに相当するのでしょう。とすれば各一定区間の変化率は当然同じというe^Xの特性を満足している。e^iθの回転と本質的には同じことであるしY=Xは一定区間の上昇を示す関数。

*1:
正弦波の90度区間の変化も指数ですが90度で一度resetされ方向転換します。これが方向転換しないで連続的に360度まで続けばe^Xと同様な指数変化の連続性となるのでは。

上記のYとXの数値が同じ位置にあるそれぞれのカーブとの接点を結ぶとY=Xの直線と直交していることがわかります。これはsinとcosの関係と同じではないでしょうか。それとe^iθが増大に使われていたエネルギーが進行方向に対して直角(横)にすべて振り向けられるという意味と同じ意味ではないでしょうか。



<2026/05/04 rev0.3>