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玉流館

 玉流館は冷麺で有名なお店です。お店と言うよりは巨大な会館で、1階には割りと小さめな部屋がいくつかあり、2階にはホールのような巨大な広いスペースがあります。 2階のスペース、村山元首相もここで食事をしたそうです。

 この玉流館は平壌の大同江にかかる玉流橋の袂にあり、川のほうから眺めるとその威容はなかなかなものです。いったいどのくらい大きいのでしょうか。ここでは2回ほど食事をしたことがあります。

 このお店で有名なのはチェンバンと呼ばれる薄い金属の皿状の器に盛られた冷麺で、量はグラム数で選ぶことができました。何グラムだったか忘れましたが、私は大盛に当たる量を頼んで、軽く食べられました。見かけはとても多かったのですが。冷麺は平壌が本場と言われます。その本場で食べる冷麺は格別ですが、特にこのお店はおいしいと言えます。味はきつくなく、現地の人によるとコックによって味はかなり変わり、特にうまいコックがいる、とのことでした。

 韓国では冷麺を頼むとはさみで麺を切ってくれたりするが、平壌ではそのようなことはありません。話によると韓国ほどこしが強くないので、舌と上の歯で挟んで噛み切るのだとか。確かに噛み切れるけど、ちょっと舌が痛くなりそうです。

 1度目は1階で、2度目は2階で食べました。どちらもそれなりに良いのですが、2階ホールのようなところは、村山元総理が平壌を訪れた際使用した場所だとか。食べ終わって出たところで支払い。机に座ったおばちゃんが会計担当でした。