本当にどのくらい出ているのでしょうか。
東京でおなじみの「ぴあ」「Tokyo Walker」「HANAKO」なども広い意味でタウン誌です。そして、「HANAKO」には「HANAKO WEST」と関西地区版が出て、「Tokyo Walker」には横浜、大阪、九州などに別のものが出版され(実は台北にもある)東京でのノウハウ、知名度で新しい土地でタウン誌を作るケースがあります。
また、タウン情報全国ネットワークというタウン誌のグループがあり多くは月刊タウン情報「〜」という名前で各地で出されています。札幌、新潟、香川、鹿児島など33近くの(15年前は19でした)都市で出版されています。このほかに神戸の「神戸っこ」という伝統ある雑誌のようにその土地だけのものがあります。この[神戸っこ(KOBECCO)」は創刊以来、淀川長治氏がエッセイを寄稿していたことで知られています。ずっと横のドリルのような判形(少なくとも神戸震災の頃までは)でしたが、普通の雑誌の形になったようです。和歌山に旅行に行ったときにこのタウン誌を買うためにわざわざ神戸まで 行ったことを覚えています。
ともかくおびただしい数の雑誌が出て、中には経営不振で休刊になるもの、新しく出版されるもの、息長く続いているものとさまざまです。ともかく多いのです。NTTがタウン誌コンクールを開き千を超える種類のタウン誌が集まったとか。その集まった本は図書館に寄贈され一般の閲覧が可能になっています。