KCスペシャル版・バイオレンスジャック


講談社KCスペシャル版・全6巻

逞馬竜が関東のリーダーの資質を見せる導入編「東京滅亡編」「関東スラム街編」 連載終了に続いて「週刊少年マガジン」に連載されたのは、早乙女門土と身堂竜馬 を主役とする「黄金都市編」で、これが同誌連載の末尾だった。

だが永井豪自身は門土が死ぬ結末に不満だったため、改めて描き下ろしたい との希望があった。連載誌が「月刊少年マガジン」が写った際に「激闘!門土編」 を改めて描き直している(一部「黄金都市編」の流用)。だが、永井豪の 思う「新しい黄金都市編」へはつながらずに終了。結局「黄金都市編」の新書判 (全7巻)への収録は見送ったままだった。(そのため、80年代までのKC新書判 巻末広告は「1〜7巻以下続刊」扱いのまま)

その後1983年に講談社は新書判より大きいB6判「KCSP」レーベルを開始、 1985年に『バイオレンスジャック』も仲間入りしたのだが、ココでついに 「激闘!門土編」に引き続き「黄金都市編」がほぼ連載当時のまま収録さ れることとなった。つまり「週刊少年マガジン」「月刊少年マガジン」両誌の連載 がまとまったのは、この版が初めてである。

※なお、KC新書判・全7巻は後に表紙の絵のみ差し替えて「復刻版」として 出版されたが、「黄金都市編」は収録されていない。

東京滅亡編
関東スラム街編
関東スラム街編(続き) 関東スラム街編(続き)
関東鬼相撲編
地獄の風編

地獄の風編(続き)
激闘!門土編
黄金都市編 疾風ドラゴン編・他短編4本
(魔人戦車バルドス、シャルケン画伯、
超人間現る、吸血鬼狩り)


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