ゴラク(ニチブン)版・バイオレンスジャック
<その2>

第十部・ハニー編 第十部・ハニー編(続き) 第十一部・天馬編 第十二部・骨法編 第十二部・骨法編(続き)
第十三部・ズバ蛮編

引き続いての登場は驚きの『キューティーハニー』だった。 しかも初めて関東はおろか、海外のニューヨークからの登場。 以後、「マガジン」版の逞馬や天馬・海堂ら『ジャック』オリジナルの キャラクタータチが成長した姿をうまく生かしながら、読者サービスと しての客演をも入れ込んだ形での連載が続く。

一方で、スラムキング側でもスラムクイーンの過去話「骨法編」や キング自身すら食いかねない息子・ズバ蛮登場と不確定要素を増し、 敵味方双方にある混迷を演出。

第十三部・ズバ蛮編(続き) 第十三部・ズバ蛮編(続き)
第十四部・身堂編
第十四部・身堂編(続き)
第十五部・
アイアンカイザー編
第十五部・
アイアンカイザー編(続き)
第十五部・
アイアンカイザー編(続き)
第十六部・陽炎編

また、 KCSP版の「黄金都市編」収録で辻褄の合わなくなった門土復活も、 精神世界がより強調されたジャック界を受けた「超高層の悪魔編」の中で 豪ちゃんらしく解決、結局そのエピソードが後の展開(最終回明かされる ジャックの正体まで)を呼ぶ形となって、総力戦としての戦国関東絵巻とも 言える大きな流れを作る。

※「超高層の悪魔編」時に「ジャックの正体」を豪ちゃんは 決定したそうだ。

第十七部・九龍編 第十八部・超高層の悪魔編
第十九部・ジャンヌ編
第十九部・ジャンヌ編(続き) 第二十部・炎の魔人編
第二十一部・逆襲ハニー編
第二十一部・
逆襲ハニー編(続き)

確実に伏線が機能し流れを進めるも「単なるメデタシメデタシにすまい」とする 「豪ちゃん効果」が最後の最後に発動。まさかの『デビルマン』登場、 1990年3月23日号にて長大絵巻は幕を下ろしたのだった。

賛否両論(というかなんというか…)渦巻くラストだっただけに、コアな ファンの間では未だにあのラストをいかに解釈するか、という思考ゲーム もあったりするのだが、それは各論に譲ろう。

第二十一部・
逆襲ハニー編(続き)
第二十一部・
逆襲ハニー編(続き)
第二十二部・魔王編

なおこの連載終了後、「ジャック生誕20周年」と銘打って1993年に描き下ろし 単行本のカタチで『ハレンチ学園』キャラクターが登場、『魔王ダンテ』も 登場する「魔王降臨編」が同じく日本文芸社から発表されている。一応 ココまでが「ジャック正伝」になると言えよう。

※その後の「戦国魔人伝」(2001年)はスラムキングのいない タイムスリップもので、世界観が少し異なる。

魔王降臨編

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