立山の山歩きと温泉三昧 1998年10月3、4、5、6日


みくりが池から立山3山


10/3(土)
早朝5時15分パジェロで出発、中央高速から長野高速道の豊科IC。信濃大町市内を経て12時、扇沢に。そこからトロリーバス(12時30分発)→[黒部ダム]→ケーブルカー→ロープ−ウェイ(14時乗車)→[大観峰]→トロリーバス→[室堂]という交通費(片道ひとり約5500円)もかかり、乗り継ぎで時間のかかるお決まりのコース。

今回も秋の観光シーズンで団体ツアーがいっぱい。ロープ−ウェイで大観峰に上がるのに1時間待ち。15時30分すぎ、室堂に着いて「みくりがいけ温泉」まで約10分、1泊する予定が部屋の空きなし、予定変更、さらに歩いて15分、改装した「雷鳥荘」、ここも満杯、さらに5分下へ沢を下ったところにある「雷鳥沢ヒュッテ」。こじんまりした「ロッジ立山連峰」の向かい側にある。(みくりが池からまっすぐ地獄谷へ降りていくルートを行けば所要時間は10分もかからない。)

 別山乗越方面

ここは4年前にも泊まった。そのもっと昔は「ニューフサジ」という名前だった。部屋数多く、予約なしでいつでもオ−ケーだ。地獄谷から引くお湯が豊富で、窓が広く、山を眺めながら入る浴槽も大きく、非常に気持ちいい!ただ、2400メートルの高地で、冬は雪にすっぽりと埋まる。春に雪から掘り出して使用するので建物の痛み激しく、部屋もそれほどきれいではないのが難点。今回、食事も箱もので、夕食は薄い豚カツにお飾りのキャベツ少々などお粗末、写真撮る気も起きなかった。ビール現金でロング缶700円。
1泊ひとり8500円(食事つき)。


10/4(日)室堂(8時30分)-雄山(10時40分)-大汝山-真砂岳(12時)-別山(14時)-剣御前小屋(15時30分)

雷鳥沢ヒュッテから地獄谷を通ってみくりが池、室堂ターミナル前の立山玉殿の名水をボトルに詰めて、一ノ越から雄山をめざす。余計なお世話で、コンクリートで足場を固めて、これが雨が降れば滑りやすい!山を知らないお役所仕事だよ、評判悪いよ。

  

(歩きにくい嫌な道)         (一ノ越から雄山への登りは急で、大汗かいた)

雄山から大汝山(立山3山の最高峰3015メートル)を経て、真砂岳、富士ノ折立、別山へ。この稜線(写真下)を歩きたい!と三枝子さんが今回の山行を企画したのであった。

 稜線から左、室堂全景を眺める!(左下)   別山から剣岳の眺めは最高!(右下)

さて、これから下に見える剣沢(つるぎさわ)小屋へいくか、それとも剣山(けんざん)荘まで行って翌日、剣岳を登るか、いいや剣岳は見るだけで十分と三枝子さん。ならば、すぐそばの別山乗越にある剣御前(つるぎごぜん)小屋に1泊して、奥大日岳までの稜線歩きを往復してみようと相成ったのだ。時間はまだ3時、青い秋空の下でのんびり昼寝でもして、そばに寄ってくるイワヒバリと戯れん!

夕食5時半まで、雲海に浮かぶ白山、夕陽が雲に反射して珍しい虹も見えた(左下)、夕焼けに映える目の前の剣岳、その向こうの白馬など後立山連峰の山並(写真右下)を飽きる程ながめて静かな贅沢な時間をすごしたのであった。

イワヒバリと雲海(左下)イワヒバリがシルエットになっているのが分かるかな?雲海がかかっているのは大日岳。なぜか山で水兵さんが写真を撮っている!(右下)

   


10/5(月)剣御前小屋(7時8分)-新室堂乗越(8時13分)-奥大日岳頂上(9時45分)-新室堂乗越から雷鳥沢-みくりがいけ温泉(13時30分)

奥大日岳まで、朝の散歩というにはちょっと長め?約2時間30分。稜線左側には立山3山、浄土山、国見岳、そしてバスが登ってくる弥陀が原から地獄谷全景が視界に入る。右側に剣岳。
青い空(左下)、剣をバックに(右下)

 

みくりが池温泉


10/6(火)
みくりがいけ温泉で朝風呂2回の後、室堂発10時過ぎのトロリーバス乗車、来たコースを逆行する。扇沢に11時20分到着。置いてあったパジェロに再会、車走らせて10分、大町温泉郷で昼食。その後、温泉博物館と併設の「薬師の湯」で最後の汗を流す(13時−15時)。広くて新しい。お湯の源泉(35度)の浴槽もあり、露天風呂から遠くの山々仰ぎ見て気持ちよし。

 
穂高町で小粋なレストラン探すも見当たらず。豊科インター手前で味噌かつ定食と上高地ラーメン、これがうまし!豊科インターが16時15分、帰りは関越道経由で道路順調、帰宅20時15分(4時間)。



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