折々の風景を見ながらゆったりと温泉に浸かる。つい「極楽、極楽…」とつぶやいてしまうほど、心も身体も開放される至福の時。
そんな温泉めぐりがすっかり病みつきになってしまった。車には、タオルやシャンプー、下着などを入れた「日帰り入浴セット」を常備。いつでもどこでも、すぐに入浴ができるというわけだ。
塩原温泉のほとんどの旅館やホテルで日帰り入浴が出来るから、訪ねる場所には事欠かない。一般
的な利用料金は600円程度。ただ、町民なら公共の施設を安く利用できるので、どうしても割高に感じてしまう。
またリーズナブルな料金で入浴できる帚川沿いの露天風呂「不動の湯」と「岩の湯」は、雑誌などの特集で必ず取り上げられるといっていいくらいの人気で、その秘湯っぽい風情とはほど遠い混雑ぶり。ゆっくりと楽しめるチャンスには、なかなか恵まれない。
しかし、最近ちょっといいものを見つけた。温泉旅館協同組合で発売している「湯めぐり手形」がそれ。900円で手形を買うと、協賛の旅館やホテル内の温泉が通
常価格の半額で利用できるというもの。しかも一回は無料で入浴ができるから1000円の施設を利用したら、それだけで元がとれてしまう。観光客をターゲットに企画されたのだろうが、これはグッドアイデア!温泉好きの僕らにとっても50%オフは魅力的だ。
手形風にデザインされた小冊子に29の温泉のリストと、割り引きなど特典のある協賛施設が掲載されている。入浴するとそれを証明するスタンプを押してくれ、一年の有効期間内に20個集めると宿泊券などの景品も当たるからうれしい。ただ、繁忙期には断わられることもあるので問い合わせるのがベスト。
塩原十一湯といわれ、その多くの源泉が連なる帚川沿いは、同時に紅葉の名所でもある。秋本番!温泉めぐりがますます楽しくなるシーズン。さて、今週はどこの名湯を訪ねますか。
(04.10.24掲載)

