僕の住む地域は、天気予報でいう関東北部山沿い。ひと山越えると東北・福島で、冬になると関東全域がほぼ晴天でも、山を越えてきた雪雲の影響で天候が崩れやすい。
だが今シーズンは少し異常と思えるほどに雪の日が少なく、正月とは思えないほど暖かく穏やかな日々が続いた。
おどろいたことに、蕗の薹がはやばやと顔を出し始め、やっぱり今年は暖冬なのだろうと、のんびり構えていたら、突然の大寒波。いきなり本格的な冬がやって来た。
所用で4〜5日家を空けていたら、家中すっかり冷えきってしまい、室温4℃の冷蔵庫状態。薪ストーブを焚けども焚けどもいっこうに温度が上がらない。20℃を上回るのに丸24時間もかかってしまった。
無愛想な冬枯れの雑木林に雪化粧がほどこされ、幻想的な冬景色を楽しめるのは良いけれど、生活のリズムは一変する。いつもの新幹線に間に合うように10分ほど早く家を出るが、その前に玄関の雪をかいたり、車のエンジンを暖めたりとずいぶん慌ただしい。
四輪駆動&スタッドレスタイヤとはいえ、アップダウンやカーブの多い雪道をそうそうスピードを出しては走れない。普段であれば駅までわずか15分の道のりが、いささか遠く感じられる。通
勤に車が欠かせないだけに、実に厄介だ。
だが本当の冬の恐さは、雪そのものよりも昼と夜で一変する道路状況。朝に積もっていた雪は午後にはほとんど融けてしまうが、問題はその後。夜から朝にかけて急激に冷え込み、いったん融けた雪が凍りついてアイスバーンになる。特に日当たりの悪い場所にはいつまでも氷結した雪が残り、少しでも気を許したら、事故になりかねない危険な状態が続く。
今日も天気予報どおり、勤め先の東京は抜けるような青空。しかし関東北部山沿いはやっぱり雪模様。遠距離通
勤がちょっとだけおっくうになる季節ではある
(04.01.25掲載)

