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週末田舎暮しはキャンプ生活 (2000.2

春に本格的に引越すまでは、週末田舎暮しだ。田舎暮しというよりキャンプ生活に近い。土曜日の朝に浦和を出発する。まだ観光シーズンではないので1時間半もあれば那須まで行くことができる。本格的な引っ越しに先駆けて、行く度に、ちょこちょこと荷物を運ぶがなかなかはかどらない。
カーテンがやっとついた。
少しは家らしくなったろうか。カーテンレールはパイン材の輸入品の特売品を見つけて自分でつけた。業者に頼むとべらぼうな金額を取られるのでこれも分離発注。

カーテンがついたとはいえ、まだ食器も家具も揃っていない。取りあえずキャンプ用の食器やアルミチェアを使っている。テーブルはこたつ。ラグはこたつがけ。なんともお粗末、テントのないキャンプ状態だ。
せっかくのチャンスだから家具は本当に気に入った物にしたいと思っている。高級品をそろえるつもりはないが、ライフスタイルにあった一生ものの家具が欲しい。

昼過ぎに到着すると、まずやることはストーブを焚くことだ。ログハウスの中は2℃〜5℃。これを快適な温度にするまで6時間はかかる。エアコントロールを全開にしてストーヴに火を入れる。300℃前後になったらダンパーを閉めエアを絞る。ここまでやるとひと安心。煙はコンバスターを通 して燃焼され安定的な運転ができる

これでも部屋の温度は10℃前後。後はひたすら燃やし続けるだけだ。薪を目一杯に入れて、夕食の買い出しだ。帰ってきて薪割りや大工仕事。お腹も減ってきた。夕食の頃には室温は20℃。シーリングファンを回して、二階に溜まった暖気を下に向けてサーキュレーションする。外気は10℃を切っているが温度計は22℃〜24℃。Tシャツ一枚で冷たいビールをやるのはたまらない。
矢板のたかはら森林組合に頼んでいた薪用の材木が届いた。今年の秋にくる予定だったが、この時期珍しく伐採があったらしい。4トントラックに一杯。伝票上では20石。仲介してもらったS氏は25石はあるといっていた。代金は65100円。これで一年分の燃料費なら安い!のかな?ログのおかげでストーブひとつで家中の暖房をまかなうことができる。
コツコツと割った薪がベランダの下いっぱいになった。これは今年の冬の分。森林組合からかった薪は、来年の冬の分だ。
雑木林の夜は静かだ。木製サッシの防音効果 もあり、音ひとつしない。宗次郎のCDが快適な空間に流れる。たまに,ピシッとログが割れる音。TVのスウィッチはまったく入れる気がしない。 そろそろ寝る時間。ストーヴに薪をたっぷり入れて、エアを絞る。これでとろとろと燃えて、朝までとはいかないが深夜3時頃までは燃えているだろう。では、おやすみなさい。寝袋は背中が痛い。早くふとんを買わなくっちゃ。
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