自作釣り仕掛け集 更新日;平成11年8月28日
1.イカ用電気ウキの改造方法---高輝度LED(白、青緑、緑)用
2.カゴ釣り用電気ウキの作り方---高輝度LED(白、青緑、緑)用
3.自作カゴ釣り用天秤とロケットカゴの改造方法
4.チドリ式開閉自在の撒き餌カゴの作り方(開発者;つり研)
5.タチウオの仕掛
6.ステンレス棒曲げ工具の紹介
1.イカ用電気ウキの改造方法---高輝度LED(白、青緑、緑)用
(A)準備するもの
(1) ナショナル電気ウキ;M−4型(BF−7343B)---電池端子棒、板錘を事前に外しておく
(2) リード端子付きリチューム電池;3.6V(SL−761)---秋月電子通商で¥400で売っているよ
(3) 4号丸錘----板錘の代わり(ウキのバランス調整用)
(4) 高輝度LED;緑 (メイカー名不明:型名EIL513G 秋葉原ラジオセンター内タカヒロ電子有限会社で売っている \300)
ラジオセンターの地図はこちら。
LED;白 (日亜化学工業製:型名NSPW500BS 秋月通商の隣の千石電商で売っている ¥1,330/3個)
千石電商の地図はこちら。
LED;青緑(メイカー名不明:型名不明 秋葉原ラジオセンター内タカヒロ電子有限会社で売っている \300)
(5) コンタクトピン;2個---LED端子用
(6) 熱収縮チューブ;YAMASHITAちぢみパイプ1.5m/m \200---コンタクトピンカバー用
(B) リチューム電池の端子付け
(1) リチューム電池はあらかじめリード端子が半田付けされているので先端部にコンタクトピンをカシメて取り付け(半田付けすると完全)
その上に熱収縮チューブを被せる。
(2) リチューム電池の廻りにリード端子沿わせセロハンテープ等で巻きつける。
(3)リチュウーム電池のコンタクトピンにLEDを取り付ける。----LEDが点灯する。
(C)リチューム電池の収納
(1)電気ウキにLEDを付けたリチューム電池を挿入しキャップを被せると完成。
2.カゴ釣り用電気ウキの作り方---高輝度LED(白、青緑、緑)用
(A)準備するもの
(1)ナショナル電気ウキ用リチューム電池3V(BR435/2B)x2個
(2)コンタクトピンx2本
(3)高輝度LEDx1本(白、緑、青緑)---1.のイカ用高輝度LEDと同じ物
(4)発砲ウキ----事前にウキの先端中央部分に75mmのケミホタルケース流用のパイプを埋め込んでおく。
(5)羽根付きLED外ケース(75mmのケミホタルを流用)---事前に羽根を接着剤でつけておく。
(6)0.8φのステンレス線----LED端子の延長用
(7)LED内ケース(50mmのケミホタルを流用)
(8)内径5φの透明チューブ---50mmのケミホタルに添付されているもの。
(B) LEDの端子接続
(1)LEDの+端子にコンタクトピンを取り付ける----カシメ又は半田づけ。
(2)LEDの-端子に0.8φのステンレス線を半田づけし、LED3本分程度のところでカットする。
(3)リチューム電池を直列に接続するために、約15mmの長さの0.8φのステンレス線に
コンタクトピンをカシメ又は半田づけする。
(4)一方のリチューム電池に5φの透明チューブを被せ、(3)で作製したコンタクトピン付きステンレス線を
チュウーブと電池の間に差し、片方のリチューム電池の+端子にコンタクトピンを差して電池を直列につなぐ。
(5)50φのLED内ケースに(2)で作製した端子付きLEDを挿入し、LEDのコンタクトピンに電池の+端子を
接続し、下のリチュウーム電池の周りにLEDのステンレス線端子を接触させるとLEDが点灯する。
この状態で下のリチュウーム電池に5φの透明チューブを被せてLED部は完成。
(6)LED部を発砲ウキに挿入し、羽根付きLED外ケースを被せれば完成。
(C)高輝度LEDの点灯状態(白、青緑光輝度LED使用)
<夜間の点灯状態> <室内の蛍光灯下での点灯状態>
(A)準備する物
(@)カゴ釣り用天秤部
(A)ロケットカゴ部
(B)天秤の作製
(1)ステンレス材を約60mmのところで約180度折り曲げ、ステンレス材にダブルスリープを2個挿入する。
(2)折り曲げた一方(長い方)をダブルスリーブのところで、手で弓の形状なるよう折り曲げ形を整え、
ステンレス材の先端をペンチ等で折り曲げ、ゴムヨリトリを取り付ける。
(3)ゴムヨリトリ接続部は完成写真のように透明熱収縮チューブを被せておくと遠投時ハリスが天秤に絡み難くなる。
---熱収縮時ゴムヨリトリは熱に弱いので,半田コテのコテ先等でステンレス材とゴムヨリトリのサルカン部のみに
熱を加えて収縮させること。
(4)他方のステンレス材の先端部には、サルカンをペンチ等で折り曲げ取り付ける。
(C)ロケットカゴの改造
(1)予めロケットカゴの1個を三角部分のみにカットしておく。(餌のついた針を収納する部分)
(2)ワイロン(#30)の一方を折り曲げ天秤を引っ掛ける部分の輪を作ってダブルスリーブを被せてカシメる。
(3)カシメたダブルスリーブ部分に蛍光ゴムチューブを被せる。
(4)20φの発泡材を円錐状にカットし、接着剤で完成写真のようにもう1個のロケットカゴの天井部に貼り付ける。
(5)パール玉を(2)で作製したワイロン線に通し、次に(4)のロケットカゴを通す。---この時発泡部に予めワイロン
を通す穴を空けておく。
(6)次に2号の内おもりを通し、(1)で作製した三角部分のロケットカゴを通し、先端に外おもりを取り付け先端をカシメる。
(7)最後に天秤部のサルカン部方に蛍光熱収縮チューブを予め通しておき、スナップサルカンを(6)で作製したロケットカゴに
取り付ける。次にサルカン部とロケットカゴの接続部分を蛍光熱収縮チューブで収縮させ、固定させると完成。
---遠投時のカゴから天秤外れの防止用。
4.チドリ式開閉自在の撒き餌カゴの作り方
(A)準備するもの
(1)ステンカゴ(中程度);1個
(2)0.8φのステンレス線;70Cm
(3)ステンレスの板;板厚0.3mm---50mmX50mm
(4)天秤---3.で作製した自作天秤
(B)カゴ本体の改造
(1)先ずステンカゴのスプリング部のバネをニッパ等で切りステンカゴのフタのバネをブラブラの状態にする。
(2)ほぼフタと同じ大きさにステンレス板をカットする。この時フタに折り曲げ取り付ける部分をとっておく。
(3)次にステンレス板をフタに合わせカゴに取り付ける。この時ステン板の折り曲げ部分でカゴに取り付ける。
(4)1、2に示す「4.掛け金」の形状にステン線をカットしフタに乗せ半田を流し込み「5.鉛付き底蓋」を完成させる。
この時、半田の量は錘となるので約5号程度の重さの量を流し込む。
(5)次に「3.調整棒金」、「2.掛け金」の形状にステン線を折り曲げ下図のように籠本体に半田付けし取りつける。
(6)最後に約60mmの長さの2本のステン線を逆L字の形状にして、(5)で半田付け部分とは反対のところに半田での取り付ける。
----籠の中に2本のステン線が張り出が、これはコマセを撒く時に一度に出ないように調整する役目をする。
(7)完成した籠に(4)の天秤を取り付け完成。
<籠本体完成図> <天秤をつけた全体完成図>
(C)使用方法
5.タチウオの仕掛
(A)準備する物
左の写真の上から
(1)ワイロン;#38SS
(2)太刀魚用ハリス;ソフト3号(又はワイロン#44or#46)
(3)イカ用水中ライト;(2灯用点滅)---単3電池x2
(4)パーマライト;37mm----ケミホより暗く、繰り返し使用できる
(5)遊動天秤;(8mm又は10mm)
(6)タコベイト;Mサイズ(緑又はピンク)
(7)タチウオ用針;Mサイズ
写真以外の小物
(8)イシダイ用パール玉(中)
(9)蛍光チューブ(中及び細)
(10)スナップサルカン(中)
(11)ワイヤ用スリーブ(ワイロン#38SS及びタチウオ用ワイヤハリス3号)
(12)糸止め糸
(13)ヨリモドシの無いスナップサルカン(小)
(14)ビーズ玉
(B)タチウオの仕掛け(1)-----食いが立つ時、道糸を張り気味にするとタチウオが餌に食いついた時手元に敏感に伝わるので一気に合わせることが出来る。
(1)誘導式天秤にイカ用水中ライト;(2灯用点滅)を取り付ける。---錘12号相当
(2)タチウオ針にワイヤハリスをスリーブ等で接続しカシメその上に蛍光チューブを被せる。
----ハリスの長さは、1ヒロ弱(1mチョット)余り長いと投げ辛く、エサも針から外れやすい。
(3)ワイヤハリスにパール玉(イシダイ仕掛け用)を通し、その上からタコベイトを通す。
(4)タチウオ針とパール玉の間で糸止めを施しておく。----タコベトと針と間隔調整用。
(5)ハリスの一方はスナップサルカンを付け遊動式天秤に取り付ける。
<完成図> <ハリスとタコベイトと糸止め詳細図>
(C)タチウオの仕掛け(2)----針の交換がやり易い。
(1)遊動式天秤にワイロン(#38ss程度の細さ;約1m)を通す。
(2)一方にサルカン(中)をスリーブでカシメ蛍光チューブを被せる。
(3)天秤の下20cm程度の所に一度スリーブを噛ませて間にビーズ玉を入れておく。
-----ストッパの役目
(4)ワイロンの一方にパーマライト(37mm)を取り付けスルーブでカシメて
蛍光チューブを被せる。
-----無くても良いが、食いが悪い時には有効、ケミホ(37mm)でも可。
(5)パーマライトの片方に長さ20cm程度のワイロン(#38ss)を取り付けスリーブでカシメて
蛍光チューブを被せる。
(6)ワイロンには蛍光チューブ、タコベイト、カシメ用スリーブ、パール玉を入れ先端に
ヨリモドシの付いていないスナップサルカン(小)を取り付ける----下図参照
<完成図> <ハリスとタチウオ針の接続詳細図>
(D)交換用タチウオ針仕掛け
(1)タチウオ針に約10cm程度のタチウオ用ハリスを付け (2)一方は5mm程度の輪を作ってスリーブでカシテておく。
スリーブでカシメて蛍光チューブを被せる。 ---輪の部分にスナップサルカンを掛けて連結する。
(3)完成図
(E)参考図
<点滅ライトのサンプル1> <点滅ライトのサンプル2> <(B)の遊動天秤部>
左;イカ用点滅ライトに付いているランプ 緑と黄色の2灯点滅LEDに改造したもの
中;市販されている3色点滅LEDランプ
右;ランプ部分を赤の点滅LEDに改造したもの。
(F)タチウオのエサ
サンマ、サバ、ソーダカツオのハラミ、等で短冊状に切る(幅10mm長さ510cm程度)-----いずれも塩付けしておくと餌持ちが良く、餌が針から外れ難い。
・「Precision Too」の名称で売られているステンレス棒等を丸い形状に加工する ・拡大写真
専用工具---東急ハンズの工具売り場で販売(たしか¥2,000前後だった??)