反則技! あげた曲セルフカヴァー対決!

 このページを見てくれている人の中には、僕はクラッシックとジャズの人だと思っている人もいるみたいだけれど。僕の音楽的な守備範囲の中には、J-popといわれている音楽がおっきな場所を占めています。まあ、この三者をなるべく均等になるように紹介していきたいとは思うけれど、たぶん偏っていくんだろうなあ。

 中島みゆき 回帰熱
 ところで、紅白見た? 大晦日の、紅白歌合戦。今年はかなりの部分を見たのだけれども、やっぱり目玉は中島みゆき。裏番組のポブ・サップと重ならないかひやひやしながらザッピングしていたのだけれども、ぎりぎり重ならずに両方見れました。

 僕はみゆきの熱心なファンではないけれど、70年代から4つのdecadeに渡ってNo.1ヒットを持つ偉大な音楽家だから、それでも何枚かのアルバムを持っていて。みゆきは僕の中で大きく3つの時代に別れるんだけど、一番目は悪女恨みますみたいなくらいみゆき。二番目は山猫を代表曲とする牙を剥くみゆき。3番目は今の人生の応援歌バラードみゆき。

僕が好きなのは山猫みゆき。

 その、山猫みゆきの頃に他人のために書いた曲を自分で歌ったアルバムがこれ。工藤静香や薬師丸ひろ子、柏原芳恵が歌った曲を、これが真打ちとばかりに歌ってます。ってこれ反則だよなあ。やっぱり。黄砂に吹かれての「うそつき」って、こういわなかったらこみ上げてこないもんなあ。

 でも、このアルバムの圧巻は、「あり、か」。甲斐バンドのギタリスト、田中一郎がソロアルバムを出すときにあげた曲で、でもいいところは甲斐よしひろに歌われちゃってるんだけど。その曲をみゆきは甲斐よりもドスをきかせて迫力満点に歌う。怖いって、それ。

 でも、今の地の底からわき上がってくるような迫力に比べると、これでもかわいいもんなんだよなあ。恐るべし、中島みゆき。

 織田哲郎 SONGS
 これに対するは、TK、つんくに先駆けて、元祖、曲を作るプロデューサー。織田哲郎。その彼が自作の曲をセルフカヴァーしたアルバム。WANSとかDEENとかだっけ。一世を風靡した織田哲郎ブランドの名曲がいっぱい。ただし、みゆきのアルバムの曲に比べて、原曲(オリジナルアーティストの曲)に対する思い入れがないんだよね、個人的に。だからCMに流れてた曲がいっぱい、っていうくらい。その分、織田哲郎の歌のかっこよさが素直に入ってきます。

 結構色物かと思ってたこのアルバム、後年になって聞いてみると、結構周りに持ってる人いるんだよね。まあ、ミリオンセラー満載で、しかもオリジナルよりかっこいいんだからしょうがないか。

 でも、あとからこういうの出されるオリジナルちゃんはたまらないよね。まあ中山美穂(世界中の誰よりきっと)だったら笑って許すだろうけど。

 ちょっと想像してみてほしいんだけど。

 TKや、つんく♂が、こういうセルフカヴァー作るのを考えるとちょっとおかしいよね。そういう風に考えると、みゆきはもちろん、織田も根っからのプロデューサーじゃなくって、やっぱり歌うたいなんだろうなあ。

 こういう企画で、是非聴きたい一曲があるんだよね。吉田拓郎の歌う太田裕美の「失恋魔術師」 何となく想像がつきそうで楽しいでしょ? ね。