“トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン” ★★
Transformers;Dark of The Moon
(2011年アメリカ映画)

監督:マイケル・ベイ
制作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ他
脚本:アーレン・クルーガー

出演:
シャイア・ラブーフ
、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タトゥーロ、タイリース・ギズソン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー

  

“機械生命体”というキャラクターを生み出したSF特撮アクション、「トランスフォーマー」シリーズ第3弾、そして最終章だそうです。

トランスフォーマー」「トランスフォーマー/リベンジ」と前2作についてはあまり評価してこなかったのですが、この3作目は凄い! 

2時間半という上演時間もあって、見応えたっぷりです。

今回ストーリィは、私の中学生時代の大きな出来事であるアポロ11号の月面着陸が皮切りとなります。なんとその頃から、オートボットとディセプティコンは地球の衛星である月に至っていたというもの。
主人公であるサムの恋人は、前2作での恋人であったミカエラに振られたという設定で、ゴージャスな美女に交代。この部分と、大学を卒業したのに未だ就職につけないでいるサムの焦りの部分、腑に落ちないところがあるのですが、まあ導入部分として我慢するほかないのでしょう。

とにかく圧巻なのは、延々と続く、ディセプティコンたちによる大都会の破壊と人間たちの戦闘シーン。とくにサムと攻撃部隊が入り込んだ高層ビルが倒壊していくシーン、9.11テロの現実シーンが忘れられないだけに、迫力満点以上。
こうしたアクション映画、最後は人類が勝つ筈と判ってはいても、もうダメなんじゃないか、と何度も思ってしまうほどリアル。
前2作が所詮オートボットとディセプティコンとの戦いだったのに対し、本作では、主としてディセプティコンと人類の戦い。そこが、前2作とは違う本作の面白さでしょう。

夏の娯楽にみるSFアクション映画として、お薦めです。
※なお、「ダークサイドムーン」とは文字通り、隠されていた月の裏側の秘密、という意味でしょう。

2011.07.30

  


  

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