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エーリヒ・ケストナーの名作「ふたりのロッテ」を基にした作品。
ハリーとアニー（リンゼイ・ローハンの一人二役）は、それぞれサマー・キャンプに初めて参加したところ、自分にそっくりな女の子を見出して、びっくり。
理由は簡単、二人は双生児で、両親が二人の誕生後すぐに離婚したという事情が判ります。となれば、二人が双生児であることを喜び合い、二人が入れ替わるという作戦が生じ、両親をもう一度結びつけようとなるのは、当然の成り行き。
ところが、アニーが父親の所へ戻る（？）と、父親は若い女性と再婚しようとしていた。
ユーモラスなホーム・ドラマと言って良いでしょう。元々の原作が素晴らしいので、安心して楽しめる作品です。
原作以上に素晴らしいということはありませんが、原作の良さをそのまま現代風にアレンジして引き継いでいますので、原作の楽しさを充分に味わうことができます。とても満足しました。
原作と違うのは、母親エリザベス・ジェームズはロンドン居住のウェデイングドレス・デザイナー、父親ニック・パーカーはカリフォルニア居住でワイナリーの経営者というところ。また、両家の執事、女性執事（？）、アニーの祖父と原作にない脇役が貴重な働きをしていて、好感がもてます
2000.06.03
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