“ロード オブ・ザ リング” 
THE LORD OF THE RINGS-THE FELLOWSHIP OF THE RING-
(アメリカ映画)

製作・監督・脚本:ピーター・ジャクソン
原作:R・R・トールキン

出演:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン

 

話題のトールキン原作「指輪物語」の映画化作品。
とにかく長い。最初からよく内容が判らないまま、長時間見続けるのは、正直いってちと辛い。おまけに、決着がつかないまま終わってしまうし。
もっとも、相当に手間隙かけた作品のようですから、判らないまま見ていても、それなりに画面、映像は見応えがありますが。

悪王サウロンが拵えた、悪の魔力をもつ指輪。それがふとしたことから、ハビット族(小人で穏やかな種族)の青年フロドが持つ事になります。世の中を悪王サウロンから救う道はただ一つ、指輪を火の山の火口に投じて消滅させること。そのため、フロドは魔術使いガンダルフほか、仲間と共に旅立ちます。当然彼らの行方を追い、サウロンの部下たちが行方に立ち塞がります。
原作を読んでいれば、だいぶ違うのでしょうか。
原作を読んでいれば映画も楽しめるものだとしたら、原作を映画化するとこうなる、といった作品ということになるでしょう。
「ハリー・ポッターと賢者の石」もそうした部分(人気小説の映画化は得てしてそんなものではありますが)がありましたが、あの方がもう少し映画だけでも楽しめる作品だったのではないかと思います。
しかし、これだけ判りづらくストーリィも長そうだと、原作にもちょっと手を出す気がしません。

話題作、必ずしも面白いとは限らない。まぁ、結局は見る方の好みの問題もありますけれど。

2002.10.12

 


  

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