“アメイジング・スパイダーマン” ★★☆
THE AMAZING SPIDER-MAN
(2012年アメリカ映画)

監督:マーク・ウェブ
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト、アルヴィン・サージェント、スティーヴ・クローヴス
出演:
アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、マーティン・シーン、サリー・フィールド

 

トビー・マグワイア主演でヒットした「スパイダーマン」を、装いも新たにリメイクした新ヴァージョン。
前シリーズよりさらにスピードアップ、エキサイティング度もアップという作品ですが、肝心なのはストーリィの中身。
前作がスーパーヒーロー“青春版”という趣向であったのに対し、本作はスーパーヒーロー“人間版”といった印象です。人間性を描く部分の深みが増したというところを評価したい。

また主人公ピーター・パーカーの恋人役が、前作では守られるべきか弱い存在であったMJから、ピーターと共に闘おうとする意志の強い女の子グウェンに変わっています。
早い段階でスパイダーマンの正体がピーターであることを知り、それをすんなり受け入れて恋人となるグウェン・ステイシーの存在があるからこそ、本作のアクション度が増しているというものです。
上映時間は 136分、見応えたっぷり、満足でした。
多分、本作もシリーズ化するのでしょう。ヒロイン=グウェンの活躍ぶりも含めて、次作が楽しみです。

※また、ピーターを育てたメイ叔母さんの風貌、前作とは様変わり。
その新しいメイ叔母さん役を演じた女優、知っている筈の女優なのに誰だかちっとも思い出せないと、見ている間ずっと気になっていました。
最後の出演者リストで「サリー・フィールド」の名前を見つけ、やっと得心。すごくしわくちゃになっていたので判りませんでしたが、かつて私が好きだった女優さんです。

2012.07.08

     


  

 to 映画note Top     to 最近の映画 Index