“スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW
(2004年アメリカ/イギリス映画)

監督:ケリー・コンラン
脚本:ケリー・コンラン

出演:ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、アンジェリーナ・ジョリー

 

ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、アンジェリーナ・ジョリーという顔ぶれに惹かれて観たのですが、何て作品だ!

1939年に時代設定したレトロチックな画面ながら、ニューヨークの街を強襲する巨大ロボット群や鳥のように羽ばたく飛行機群は出てくるうえに、戦前のプロペラ単葉機のくせに海中へ潜るかと思えば、巨大な空中空母まで登場するといった想像を絶するストーリィ。
20世紀初頭をベースにしながら現代を超えるSF冒険物語が展開されるのですから、何ともはや。
俳優の演技意外は殆どCGで描き出したとのこと。CG技術を駆使すればこんな映画も出来上がるといった、代表例みたいな作品です。

ストーリィは、巨大飛行船ヒンデンブルク3号でニューヨークに到着した科学者が失踪するところから始まります。その謎を追うのが、敏腕女性記者のポリー。
ポリーが事件を追い始めた矢先、ニューヨークの街を突然に謎の巨大ロボット、羽ばたく飛行機群が襲う。そこで助けを求められたのが、プロペラ単葉機を操る“スカイキャプテン”ことジョー。
なんだか“国際救助隊(
サンダーバード)”の前時代・戦闘版を見るような気がしたのは私だけでしょうか。
要はジョーとポリーという元恋人2人が秘密計画を実行しようとしている謎の天才科学者トーテンコフを追うというストーリィなのですが、「ジュラシック・パーク」みたいな場面まで出てくるのですから、もう何でもありというほかない。

まぁ、面白いとは思わないけれど、こんなのもありか、と思う映画。
アンジェリーナ・ジョリーの見せ場はもうちょっと欲しかった。

2005.11.19

       


  

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