“リアル・スティール ★★☆
Real Steel
(2011年アメリカ映画)

監督:ショーン・レヴィ
原案:ダン・ギルロイ、ジェレミー・レヴェン
脚本:
ジョン・ゲイティンズ
出演:
ヒュー・ジャックマン
、ダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー

  

より過激なファイティングを観客が求めたことから、ボクシングが廃れ、人間の代わりにロボット同士が死闘を繰り広げるという近未来が舞台。
元ボクシングの有望選手だったチャーリー・ケントンは、今やロボット格闘技に取りつかれた生活を送っているが、性懲りもなく一発逆転を賭けては失敗の繰り返しで、借金に追われる日々。
そんなある日、別れた妻が急死し、ずっと会うこともなかった11歳になる息子のマックスを一時的に引き取ることになる。
またも賭け試合に失敗しついにロボットを失ったチャーリー、廃棄場でロボット部品漁りをしますが、そこでマックスが見つけたのが、一世代前のスパーリング用ロボットのATOM。
ボロと馬鹿にするチャーリーでしたが、ATOMには人の動作を真似するシャドー機能があり、さらにマックスが音声認識機能を取り付け、ATOMはマックスの熱い期待をのせてロボット格闘技へと繰り出していく。
そしてついに格闘の舞台は・・・、というストーリィ。

簡単に言ってしまえば、かのシルベスター・スタローンによる「ロッキー」の近未来ロボット版、と言って良いでしょう。
ただし、「ロッキー」がロッキーの戦いであったのに対し、本物語はチャーリーにとっては再挑戦であり、マックスにとっては強くなるための戦いであること。そしてまたそんな2人の戦いを通じの、父子関係の再生という物語になっていること。
最後、ロボットの戦いだというのに、まるでヘビー級のボクシング世界王者決定戦のような興奮を味わってしまったところに満足感あり。

少年マックスを演じたタコタ・ゴヨの熱演に喝采を送ります。

2011.12.09

       


  

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