オブリビオン★☆
Oblivion
(2013年アメリカ映画)

監督:ジョセフ・コシンスキー
原作:ジョセフ・コシンスキー

脚本:カール・ガイダシェク、マイケル・デブライン
出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー、メリッサ・レオ

 

トム・クルーズ主演のSFアクション。
異星人の侵略に抵抗した人類はついに核兵器も使用。撃退に成功したものの地球は荒廃して住めなくなり、人類は土星の衛星タイタンへ移住。
ただし監視任務のため地球に残った男女ペア、その片方がトム・クルーズ演じるジャック・ハーパーとヴィクトリア。
ある日ジャックは、地表に墜落した地球の宇宙船を目撃、駆けつけた結果、カプセルに入って眠る女性宇宙士を発見し、地表から遥か上空にある自分たちの勤務場所兼住居に連れ帰ります。
そしてカプセルに入った美女=ジュリアは目を覚ますと、ジャックの名を呼ぶ。一体彼女の正体は何なのか・・・。

本作品については、凝りに凝ったSFストーリィだなぁという一言に尽きます。
全ての秘密は、謎の女性宇宙士ジュリアと、ジャックの失われた記憶に隠されていた。その秘密が明らかになった時ジャックは・・・・。

ジャックとヴィクトリアが任務のために住む、地表からはるか上空にある建物、そしてジャックが駆る戦闘ヘリともジェット機ともつかぬ機体がとてもスタイリッシュなところに目を惹かれます。
そして、物語の最初からすると驚天動地の展開、ですが、SFアクション映画は所詮SFアクション映画に過ぎないとも言えます。
「007/慰めの報酬」に出演していたというオルガ・キュリレンコがジュリアを演じて魅力的。謎の人物ビーチを演じるモーガン・フリーマンがいつもながら渋い味を見せてくれます。この2人の存在があって、平面的なSFアクションになりかねない処を救われているという印象です。
それなりに、未来の地球の映像、仕掛けの多いストーリィを楽しめました。

2013.06.02

       


  

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