“ミュージック・オブ・ザ・ハート” ★★
2000年アメリカ映画)
Music of the Heart

監督:ウェス・クレイヴン
主演:メリル・ストリープ

 

実際にニューヨークであったことを映画化した作品だそうです。
主人公ロベルタは、軍人である夫から捨てられ、2人の息子を抱えて、ヴァイオリン教師の職を求めるためニューヨークに出てきます。
目指す公立学校は、イースト・ハレムというスラム街。一旦は就職を断られますが、そこは粘りで臨時教師の職を確保。こんなスラム街で子供たちにヴァイオリンなんて、と陰口を叩かれながらも遠慮ないやり方で、子供たちにヴァイオリンを弾く楽しさを広めていきます。
10年後には、ヴァイオリンの課外授業の参加者を抽選で選ぶ程の人気を得ます。ところが、市から突然ロベルタの授業打ち切りの通告。
ロベルタは、生徒たち、その親たちに計らって、課外授業存続のための運営資金集めに、コンサート開催を決断します。ところが、その企画に、世界一流のヴァイオリニスト達が賛同し、遂にはカーネギーホールでコンサートを開くことになります。さらに、アイザック・スターン等著名ヴァイオリニスト達も競演してくれるとのこと。
夫に捨てられて挫折した、一介の臨時教師が、そこまでのことを皆の力を結集してやり遂げたという事実に、素直に感動できる作品です。
なお、カーネギーホールでの、著名ヴァイオリニスト達との競演だけでも、かなりの見応えがあります。

2001.04.18

 


   

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