“マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー” ★☆
Mannma Mia! Here We Go Again
(2008年アメリカ映画)

監督:オル・パーカー
脚本:オル・パーカー
出演:
アマンダ・セフライド、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー、ピアース・ブロスナン、ステラン・スカルスガルド、コリン・ファース、ドミニク・クーパー、シェール
リリー・ジェームズ、アレクサ・デイヴィーズ、ジェシカ・キーナン・ウィン、ジェレミー・アーヴァイン、ジョシュ・ディラン、ヒュー・スキナー、
メリル・ストリープ

 

前作“マンマ・ミーア!”の続編というより、おまけ、と言った方がぴったりくる第2弾。

舞台設定は前作の10年後。ドナは既に亡く、娘のソフィはついに母親ドナの念願だったカロカイリ島でホテルをオープンする夢を実現し、オープニング・パーティを目の前に控えています。
その一方、母親ドナはいかにしてギリシャの小島であるこのカロカイリ島に至ったのか、ソフィの3人の父親とどういう経緯があったのかが、並行して描かれていきます。
若い頃のドナを演じるのがリリー・ジェームズ、ドナの親友である2人、3人の恋人(当時)も、それぞれ若い俳優が演じています。

まぁ“おまけ”ストーリィですから、前作以上にストーリィはどうでもよく、とにかく所々に織り込まれる歌、ダンスが楽しい。
特に海と山、両方で大勢がABBAの名曲“ダンシング・クイーン”に乗って踊りまくるシーン、やはり盛り上がりますねー。
この場面だけでも、十分楽しき哉。

ストーリィ中で繰り広げられる歌、ダンスが楽しきゃ、それだけで十分、という本作なのです。

しかし、何となく誰かが足りない、物足りない、という気持ちが常にあります。
誰のことかと言えば、当然にして、メリル・ストリープその人。
登場しないのに、その不存在を強く感じさせるのですから、メリル・ストリープの存在感たるや、凄いものですよね。
(安心してください、メリル・ストリープ、最後にはちょっと登場。)

※なお、亡きドナの親友であるロージーとターニャの2人、現在をジュリー・ウォルターズとクリスティーン・バランスキー、若い頃をアレクサ・ディヴィーズ、ジェシカ・キーナン・ウィンがそれぞれ演じているのですが、齢を超えてそっくという印象でなおのこと楽しい。

2018.08.25

    


  

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