“恋は邪魔者” ★☆
DOWN WITH LOVE
(2003年アメリカ映画)

監督:ペイトン・リード
脚本:イブ・アラート&デンス・ドレイク
出演:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マグレガー

 

レニー・ゼルウィガー主演のラブ・コメディーと聞いて楽しみにしていたのですが、満足度は今一歩。

舞台は1962年のニューヨーク。そこに登場するのは、メーン州からNYにやってきたバーバラ・ノヴァク。女性が自立するには恋なんか邪魔、恋愛抜きにセックスを楽しんで、男性と平等の地位を手に入れようという著書「恋は邪魔者」の出版に向けて、女性編集者ヴィッキーとの打ち合わせのため。
人気男性誌「ノウ」のプレイボーイ記者、キャッチャー・ブロックの取材を受ける予定だったが、デートのため再三キャッチャーはバーバラとの約束をすっぽかす。怒ったバーバラがTVでキャッチャーを名指しで非難したことから、キャッチャーは窮地に。その起死回生策は、バーバラに恋をしかけ、暴露記事を公表してやろうというもの。そこから始まるコメディ。

本作品の特徴は、ストーリィが1962年というだけでなく、映画の作りも1960年代風であるということ。ストーリィ展開、色彩の使い方、バーバラが滞在するマンション等も当時風で、当時の映画を楽しんでいた人間としては懐かしい。
中でも特に楽しめるのは、バーバラが披露する数々のファッションです。

主演のレニーが思う存分に演じていること、1960年代映画へのノスタルジー、華やかなファッションという、幾つもの楽しさがありますが、満足度が今一歩だったのは、ストーリィにおける仕掛けがくど過ぎる所為か。

※中盤、エド・サリバン・ショーの場面で「歌う尼僧が出演中止で・・・」というセリフが入るのですが、デビー・レイノルズ主演「歌えドミニク」の元となった実話の尼僧のことかと思われます。

2004.05.29

    


  

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