“シルク・ドゥ・ソレイユ3D−彼方からの物語★★
Cirque du Soleil:Worlds Away
(2012年アメリカ映画)

監督:アンドリュー・アダムソン
制作総指揮:ジェームズ・キャメロン、J・メーテ、ケイリー・グラナット
脚本:
アンドリュー・アダムソン
出演:シルク・ドゥ・ソレイユ、エリカ・リンツ、イゴール・ザリポフ

 

アクロバティックで幻想的なステージを繰り広げる集団“シルク・ドゥ・ソレイユ”。
本作はそんなシルクのショーを映画の中に実現させた作品。
生のステージでの迫力には及ばないのでしょうが、その分映画には映画の見せどころがあるというもので、幻想的で華麗なシーンが次々と繰り広げられます。

一応ストーリィらしきものはあって、サーカスを観に来た若い女性が空中ブランコのスターに見惚れる。その空中ブランコを演じていた青年も彼女に注意を奪われたらしく、ブランコを掴み損ない舞台の真ん中に転落・・・思わず彼女も舞台に駆け寄ると、舞台の中心は砂のように落ち込み、気付くと彼女は異世界に。そこで彼女は空中ブランコ乗りを捜し歩くのですが、その過程で様々なアクロバティックシーンに出くわすという構成。

残念ながら私はシルクのショーを見たことが無くて、本映画が初めてのシルク体験。
映画なので簡単にやっているように見えますが、実際に人間が生で行っていることなのですから、それにこんな大勢で、と思うと大変なものです。
その意味で見応え十分にあり。こうした映画なら3Dも満足、3Dでなければ見応えもないことでしょう。
実物ショーを映画に取り込んで見せた作品、その一言に尽きます。

2012.11.10

       


  

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