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  舞台は英国のヨークシャー州、ネイプリーという田舎町。 
  女性連盟のネイプリー支部会が、会員の夫が白血病で亡くなったことを契機に病院に皮の椅子を寄付しようとします。そのための資金集め方法として考え付いたのが、支部制作のカレンダー。例年の橋とか教会ではなく、自分たちのヌード・カレンターを作ろうというもの。 
  まずは当人たちの殆どが断固拒否すると思いきや、反応は人によって様々。その辺りも面白い。 
  ともかくも前代未聞の素人の中年女性によるヌード・カレンダーが発売され、地元で話題騒然となるだけでなく、海を越えてアメリカでも大評判となり、メンバーがハリウッドに招待されるというオマケまで。 
  架空のストーリィではなく、実際に1999年英国であった現実のことであり、それに基づく映画化。実際にあったこと、というのが何より素晴らしい。 
  たしかに前代未聞のストーリィですが、肝心な点は彼女たちの心意気でしょう。それが感じられるところに本作品の魅力があります。 
  とはいえ、評判になればいささか問題も生じうる。その辺りは後半の展開。 
  でも、多少の問題はあっても勇気をもっていさぎよく行動する、そんな快さももうひとつの魅力です。 
  男性としての感想はこの程度に留まりますが、女性だったらもっと親身な感想になるのかな? 
  ※なお、主演女優の一人ジュリー・ウォルターズは、「ハリポタ」ではモリー・ウィーズリーおばさん役。 
  2004.11.03 
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