“あの頃ペニー・レインと” ★★
Almost Famous
(2000年アメリカ映画)

監督・制作・脚本:キャメロン・クロウ
出演:パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン

 

2年飛び級しているため17歳と思われているが、主人公ウィリアムは実は15歳。そのウィリアムの書いた音楽批評記事が大手雑誌ローリングストーン誌の目に留まり、ウィリアムは新興ロックバンド・スティルウォーターの巡業にライターとして同行しそのインタビュー記事を書くという仕事を引き受けます。
バンド巡業の一行の中には、スティル・ウォーターのグルーピーでそのリーダー的存在、ペニー・レインがいた。

バンド・メンバーが各々生臭さを抱えているのに比して、ひたむきにインタビュー記事を書こうとするウィリアム、ギタリスト・ラッセルに打算のない愛情を注ぐペニー・レインの姿は爽やかです。
過剰保護の観がある母親(フランシス・マクドーマント)の元を離れ、バンドの巡業バスで一緒に旅する経験はウィリアムに忘れ難い経験・思い出をもたらしたに違いない。
物怖じせず真摯なウィリアムを演じるパトリック・フュジットが好印象、そしてケイト・ハドソン演じるペニー・レインが何と言っても鮮烈。
後味の良い青春時代ストーリィと言って良いでしょう。

※ゴールデングローブ作品賞・助演女優賞(ケイト・ハドソン)、ロサンゼルス映画批評家協会賞(助演女優賞:フランシス・マクドーマント)、ボストン映画批評家協会賞(作品賞・監督賞・脚本賞)、イギリス・アカデミー賞(オリジナル脚本賞・音響賞)

2004.07.17

 


  

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