“夢をあなたに ★☆
My Dream is Yours
(1949年アメリカ映画)

監督:マイケル・カーティス
脚本:ローラ・カー、アリー・カーニッツ、デイン・ラッシャー、アレン・リフキン
出演:ドリス・デイ、ジャック・カーソン、リー・ボウマン、イヴ・アーデン

    

図書館の映画DVDの中にあったのを見つけ、観た次第です。

ドリス・デイの映画出演2作目の作品とのこと。
一応ミュージカル・コメディとのことですが、ドリス・デイは15歳の時列車事故に遭い激しい踊りはできなくなったそうで、踊りはなく唄が中心。

ラジオ・ショーの人気スターが契約更新を拒んだことから、マネージャーは新たなスターを見つけようとNYに乗り込み、そこで見つけたのがドリス・デイ演じるシングルマザー。
ロサンゼルスに連れ帰ってあちこちに売り込みを図るのですが、いずれも上手くいかず・・・。その辺りはコメディタッチで描かれます。
そしてついにチャンスが訪れ・・・というストーリィ。

今の時代からすると得心できるストーリィではありませんが、ドリス・ディという人、改めて天性のコメディアンヌだなぁと感じさせられます。
豊かな表情にコミカルな味わいがありますし、何より明るいキャラクター。

一方、マネージャー役のジャック・カーソンの達者ぶりが印象に残ります。
当初こそ、自分勝手で意地っ張りで、あれこれ強引過ぎるという人物ぶりを発揮していますが、終盤で実は心の温かな人物であることを演じだしています。

ただ、私から見て、ドリス・デイあっての、ドリス・デイのための作品、という印象です。

カラミティ・ジェーン”同様、作品としての魅力は今ひとつだったのが、惜しまれる処です。

2022.05.08

 


 

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