“シン・ウルトラマン” ★☆
(2022年日本映画)

監督:樋口真嗣
脚本:庵野秀明
出演:斎藤工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、田中哲司、西島秀俊、山本耕史

  

6年前の「シン・ゴジラ」に続く「シン・ウルトラマン」。
今さらウルトラマンでもないよなとは思ったものの、「シン・ゴジラ」に予想外の面白さがあったこと、長澤まさみさん出演ということで観に行った次第です。
私が思うに長澤まさみさんの存在感は並々ならぬものがありますし、期待感が持てるのです。

冒頭、「ウルトラQ」の音楽で始まり、「ウルトラQ」に登場した怪獣が何体も登場します。当時リアルで楽しんだ人間にとっては、くすぐられるような嬉しさです。

さて、当時の「ウルトラマン」では怪獣と科学特捜隊(科特隊)、今回は禍威力獣(かいじゅう)と禍威獣特設対策室専従班(禍特対)と、漢字を変えている等々が今風です。禍特対メンバーもユニフォームではなくスーツですし。
そしてストーリィの違いはといえば、ウルトラマンに頼ればすべてが無事解決する訳ではなく、返ってが外星人に目を付けられることになった、やはり自分たちが諦めずに戦う姿勢を示さなくては道は開けない、というあたり、現在のウクライナを彷彿させる処があります。

いろいろ工夫が凝らされていて、かなり現代的になったウルトラマン物語になっています。
ファンの贔屓目かもしれませんが、班員の浅見弘子役を演じる長澤まさみさんの奮闘にやはり目を惹かれます。
班員の神永新二=ウルトラマン役を演じる斎藤工さん、禍特対班長役の西島秀俊さんよりも。

2022.05.14

            


  

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