“今夜、ロマンス劇場で” ★★
(2018年日本映画)

監督:武内英樹
脚本:宇山佳佑
出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、石橋杏奈、柄本明、加藤剛、西岡徳馬

  

映画会社の助監督として働く青年=牧野健司は、古い映画好き。
近くにある映画館“ロマンス劇場”に入り浸っては、館主の老人に請うて古い映画を上映しては一人楽しんでいる。そのお気に入りは「お転婆姫と三獣士」という破天荒なヒロインが活躍する白黒映画。健司はその画面の中のヒロイン=美雪に恋心を募らせているという風。
するとある日、突然に館内の電気が消えたと思ったら、何と画面の中から美雪が飛び出し、モノクロ姿で健司の前に現れるという奇跡?が起こります。

憧れの人に会えたといっても、その姿はモノクロで、美雪に行く当てがある訳もなく健司が面倒を見るしかないのですが、そのくせ美雪は健司を「僕(しもべ)」呼ばわりし、あれこれワガママばかり。仕事は忙しいし、美雪の面倒を見るのは大変と健司は振り回されてばかり。やがて・・・・。

ファンタジーな恋愛ストーリィ。
特筆すべきは、綾瀬はるかの魅力がふんだんに本映画で発揮されていること。
コミカルな会話、美雪が纏うファッションの観応え、等々。
綾瀬はるかファンとしては、その魅力がたっぷり堪能できるところが、最大の楽しさです。
さて、2人のロマンスの行方はどうなるのか・・・それは観てのお楽しみです。

最後は、かつて映画会社で助監督だったという老人の病院でのシーン。石橋杏奈が元気者の看護師として途中絡みますが、洒落た幕切れが素敵です。

2018.02.10

          


  

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