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“兄を持ち運べるサイズに” ★★ 監督:中野量太 |
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村井理子さん原作のノンフィクション・エッセイの映画化。 村井理子さんについてはよく知らず、作品も未読でしたが、柴咲コウ、満島ひかり主演ともなれば、これは観ておこう、となるのは私として当然のこと。 エッセイストである村井理子(柴崎コウ)の元に夜遅く、塩釜警察署から電話がかかってきます。兄(オダギリジョー)が部屋で死んでいるのを発見されたという。発見者は同居していた小学生の甥。なお、その甥の良一は現在、児童相談所で保護中と。 そこからは、妹・元妻・娘という3人で、なんでここまでしなくちゃならないんだと思うくらい、住んでいた部屋の片づけ等々に奮闘。 最初は、自分勝手で生活力がなく、平気で嘘ばかり吐く?、どうしようもない人間と思うしかなかった兄が、元兄嫁と二人でいろいろ思い出すうちに、リアルな人間像を浮かび上がらせていく、という展開が面白い。 ストーリーそのものについては、いろいろに思うところがありますが、とにかく柴崎コウと満島ひかりの揃い踏みが見応え有り。 好いんだなァ、これが。 それにしてもオダギリジョーさん、最近露出度が高いなァ。 2025.12.02 |