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| 「夜のほとりのプラネット」 ★★☆ | |
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R-18文学賞は、私の好きな文学賞のひとつです。 本作はその友近賞を受賞した冒頭篇から始まる、連作ストーリー計6篇。 この冒頭篇が何とも魅力的。 母親が死去して古い家に一人暮らしとなった希帆。 その希帆に父親が電話で頼んできたことは、再婚相手の連れ子である穂乃花(小六)を夏休み3日間、泊めてやって欲しいというもの。会ったこともない穂乃花の要望なのだという。 一応は齢のかなり離れた義姉妹関係、子どもおばさんという感じの希帆と、おばさん子どもといった感じの穂乃花、ふたりのやり取りが楽しい。 どの篇にも共通するのは、登場人物間に持たれ合いというか、持ちつ持たれつ、といったような関係、やりとりがあること。 それが楽しめるのは、それぞれの人物が善良だからこそ。 これが気持ち良いのですよねぇ。 そしてもう一つの楽しさは、穂乃花という女の子の造形。かなりユニークな存在です。 なお、鎌倉という舞台も雰囲気の良さに繋がっています。 ・「ゴーヤとチーズの精霊馬」:希帆の家に穂乃花が。 ・「ご奉公日記」:希帆の叔父が主人公。実家を取り壊すことになったので隣人に挨拶に行くと・・・。人が善いなぁ。 ・「晴れ時々、曇天娘」:鎌倉の引っ越してきた市東みどり、海岸で朝見紗奈というサーファーと知り合う。 ・「シンドバッドの恋の爪」:穂乃花の母親、梨乃。経営するネイルサロンにやってきたのは高校生の男の子。 ・「スペシャルなちゃぶ台」:希帆。長年使い続けてガタガタになったちゃぶ台を修理しようと思い立ち・・・。 ・「家庭科室の三惑星」:中二になった穂乃花。クラスメイトであり、地学部ただ一人の部員である深沢から、夏凛と共にフィールドワークの補助部員を頼まれ・・・。 ゴーヤとチーズの精霊馬/ご奉公日記/晴れ時々、曇天娘/シンドバッドの恋の爪/スペシャルなちゃぶ台/家庭科室の三惑星 |