|
|
●「女子大生会計士の事件簿
DX.1
ベンチャーの王子様」● ☆ |
|
2004年10月 2005/08/31 |
新しい趣向のミステリ?とちょっと興味があったのですが、わざわざ買って読む程のこともないとそのままになっていたところ、息子が大学の図書館から借出していたので、そのまま借りて読んだ一冊。 女子大生ながら既に公認会計士で入所4年目のベテラン・藤原萌実と、29歳の新人会計士補・カッキーこと柿本一麻を主人公コンビにし、企業監査の現場で萌実がカッキーに教えるという体裁で企業会計のポイントを判り易く解き明かしていくというストーリィ構成。 <北アルプス絵はがき>事件−簿外入金・架空出金の話/<株と法律と恋愛相談>事件−債務保証・商法の話/<桜の頃、サクラ工場、さくら吹雪>事件−未収入金・未払金の話/<かぐや姫を追いかけて>事件−固定資産の話/<美味しいたこ焼き>事件−売掛金の話/<死那葉草の草原>事件−土地の評価の話/<ベンチャーの王子様>事件−SPC(特別目的会社)の話/女子大生会計士の事件後 |
●「女子大生会計士の事件簿
DX.2
騒がしい探偵や怪盗たちー」● ☆ |
|
2004年11月 |
「DX.4」が面白かったので、ついでにと図書館にあった本書も借りて読了。 なお、「<十二月の祝祭>事件−数字の話」にて萌実が会計士になった理由が明らかにされます。地元・神戸に仕事で戻った萌実とカッキーこと柿本が“神戸ルミナリエ”に出かけます。そこで柿本は、萌実の亡くなった姉・花澄に出会うことに。 <競艇場から生まれた>事件−領収書の話/<不器用なエンゲージリング>事件−売上と借入金・貸付金の話/<「綺麗だね」と僕が言った!?>事件−商品の評価の話/<騒がしい探偵や怪盗たち>事件−インターネットとインサイダー取引の話/<幸運を呼ぶおサルさん>事件−資金管理の話/<十二月の祝祭>事件−数字の話/<遅れてきたクリスマス>事件−棚卸立会・売上原価の話/女子大生会計士の事件後2/読者からの質問コーナー |
●「女子大生会計士の事件簿
DX.4
企業買収ラプソディー」● ★ |
|
2006年4月
2006/05/26 |
第2巻、第3巻を飛ばし、図書館の新着本棚にあるのを見かけつい手を伸ばして借出したのがこの第4巻。 相変わらず、女子大生ながら切れ者かつヤル気十分の会計士「萌さん」こと藤原萌実と、惚れながらもその萌実に年中叱咤されている会計士補の「カッキー」こと柿本一麻、というコンビによるユーモア小説兼企業会計の指南書、という一冊。 ストーリィとしては、萌実に対するカッキーの惚れ込み具合がますます露になってきていて、それに対し萌実の方でもカッキーに対してまんざらでもない、という展開。この辺り、小説としての面白さもきちんと踏まえているところに、本シリーズへの好感を抱きます。 <逆さまバレンタイン>事件−返品・問屋の話/<渋滞とハイスクールララバイ>事件−棚卸の話/<それいけ!萌ちゃん>事件−手形の話/<企業買収ラプソディー>事件・前編−益出しの話/<企業買収ラプソディー>事件・後編−企業買収の話/<幸せなブラックリスト>事件−自己破産の話/<萌さんとメリー・クリスマス!>事件−会計士たちのちょっと変わった日常の話/女子大生会計士の事件後4/読者からの質問コーナースペシャル |