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1.あん 2.太陽を掘り起こせ |
1. | |
「あ ん」 ★☆ | |
2015年04月
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他にできる仕事もなく、亡くなった先代から引き継いでどら焼き屋を営んでいる千太郎。 そんな千太郎の前にある日、時給はいくら安くてもいいから働かせて欲しいとやってきた老女、吉井徳江76歳。 実は千太郎、どら焼き屋を続けているのにはある事情があったのですが、吉井徳江には千太郎以上の秘密があったと判ります。 どら焼き屋を皮切りに、過去の日本で過酷な運命に耐えてきた人々を、吉井徳江という老女の姿を通じて描いたストーリィ。 |
2. | |
「太陽を掘り起こせ DIG OUT THE SUN」 ★☆ | |
2024/04/06 |
ある日、太陽が消えた。 徳丸芳枝は70歳。一人息子の健太郎が一ヵ月前に死去し、営んでいた喫茶店も閉じた状態。 そんなとき、一人の男の子が店を訪れてきます。 その子は、太陽が消えたから、太陽を探しにいくのだという。 芳枝は家を出て、男の子の後をついていく・・・。 芳枝は歩いていく中で、書き物をしていた「豹」と名乗る男性と行動を共にし、幼い頃の友人だったのではないかと思える女性と出会うかと思えば、いきなり戦場に入り込み、そこを逃れると子どもの姿になった両親と再会する・・・。 かなり比喩的なストーリーという印象です。 芳枝が出会う問題ごとは、そのまま現代の闇とも思えますし、多くの子供たちが太陽を目指して進んでいくという内容は、子どもたちへ希望を託しているように感じられます。 では、大人は何をしたらいいのか? 最後に芳枝が決意すること、それが結論なのではないか。 |