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●「平成マシンガンズ」● ★★ |
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2006/01/20
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史上最年少15歳での受賞作、という点に惹かれて読んでみたのですが、予想外の面白さ。 ストーリィが面白いということよりも、畳みかける様な文章、それに圧倒されるうちに主人公にすっかり同化させられてしまっている、ヤラレタという読後感が爽快。素直に、これはお見事!と言いたい。 主人公は中学1年生の朋美。母親は父親に耐えかねて別居。その父親はキャバ嬢みたいな格好の愛人を家に連れ込んでいる。しかもその若い女は、朋美を嘲笑うかの如く傲慢に振る舞い、朋美は空腹を抱えたまま我慢するほかない。唯一学校が救いの場と思っていたら、そこでも突然シカトされる始末。 ストーリィをひととおり紹介してしまった観がありますが、本作品の魅力は小気味良さ。文章自体、まるでマシンガンの弾を浴びせられるようです。この面白さは読んでみないと味わえません。お薦め。 |