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「あぶない叔父さん」 ★☆ | |
2018年03月
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叔父さんの存在を鍵としたミステリらしからぬミステリであり、「探偵のいないミステリ」という点に興味を引かれて手を出したのですが、結論から先に言ってしまうと、私の好みには少々合わず。 主人公は地元の高校生、勇斗。事件が起きるたび大騒ぎしてそのニュースを持ち込んでくるのが、やたら騒がしい同級生の陽介。その2人に、現在のところ勇斗の彼女という位置付けにある幼馴染の同級生である真紀が加わり、あれこれと事件の真相を推理します。 この叔父さんが曲者で、題名の「あぶない」というより、むしろ不気味、怖いとさえ私には思えてしまうのです。叔父さんの言うことを、主人公のようにそのまま信じてしまって良いのだろうか。もしかして・・・・。 失くした御守り/転校生と放火魔/最後の海/旧友/あかずの扉/藁をも掴む |