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| 「謎解きレシピをめしあがれ Enjoy the Recipes for Mystery」 ★★ | |
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デビュー作と第二作が同月刊行という珍しさに興味を惹かれて読んだ次第です(※額賀澪さん、砂村かいりさんも同様)。 私の感覚としては、“日常ミステリ”連作。 主人公は、<出張料理人>の浜名里穂。調理師専門学校卒業後、老舗和食店で腕を磨いた後に独立て早や二年。仕事の依頼は、出張シェフ紹介サイト経由にて。 その里穂が頼りにするのは、13歳の時に病死した、小料理店<ほの灯>の料理人だった母が遺したレシピノート。 そんな里穂、依頼を受けて赴いた先で様々な謎に出遭います。 謎解き役は里穂ですが、その相談相手になるのは同居している祖母の千紗。この祖母が中々良いアドバイスをしています。 なお、レシピ自体はミステリに繋がらず、客が里穂に依頼した背景に何があるのか、というのが各ストーリーの鍵。 様々なストーリー趣向が楽しく、十分面白かったです。 とくに最終話が良かった。その篇があってこその★★評価。 ・「二億円のレシピノート」:仕事は食べ物の好みにうるさい愛犬の食事作り。依頼人から自分の死後、愛犬の世話をしてくれれば遺産の半分を遺贈する、と提案を受けるのですが・・・。 ・「婚活料理の隠し味」:再婚する相手のために料理を覚えたいとの依頼。しかし、相手女性の電話を聞いてしまい・・・。 ・「長谷川家の呪い」:写真映えする料理の依頼。しかし、里穂の料理写真が彼女のSNSに無断掲載されていて・・・。 ・「クリスマスディナーの秘密」:クリスマスディナーの依頼。しかし、その家の母親、依頼した覚えはないと・・・。 ・「霧に消えた秘伝の味」:友人からの頼みを受け、その実家である小さな山宿へ助っ人に。しかし、大事な女将手作りの味噌だれの壺が無くなり・・・。 ・「あの日の食卓」:亡母の遺したレシピノートがもう一冊? しかし、一つだけ違いが。亡母が残した秘密を解明する中で、里穂に今後の道を開くに至る、というストーリー。 1.二億円のレシピノート/2.婚活料理の隠し味/3.長谷川家の呪い/4.クリスマスディナーの秘密/5.霧に消えた秘伝の味/最終話.あの日の食卓 |