|
|
|
|
●「金色の雨がふる」● ★ |
|
2006/07/09 |
率直に言ってこの手の小説は苦手である、好きでないと言って良い。 理性や心情というものを越えて情念だけで突っ走ってしまうストーリィには辟易してしまう。 本書は2つの時代を超えて、2組の男女の運命的な出会いを描いた物語ということでしたけれど、ファンタジーや気持ちの良いラブ・ストーリィには縁遠い作品です。 離婚して一人暮らしの主人公・山口奈生子は現在42歳の会社員。偶然出会った7歳年下の桧山道雄の強引さに戸惑いながらも同時に惹きつけられて恋人関係に至る。 |