|
|
「恋する音川家」 ★ | |
|
神奈川県は桜木町界隈が舞台。 世界的な建築家で今もダンディーとして有名な祖父の音川登が、何と22歳の女子大生をストーカーして警察に逮捕されるというニュースが音川家に飛び込んできて、家族を驚かせます。 当事者の登はどうも認知症を発症したらしく、自分は22歳と信じて疑わない。 やがてその登に触発されたのかされなかったのか、新作が書けない小説家の父=正嗣、専業主婦の母=多香子、大学中退してニートの長男=慎之助、女子大音楽部へ進学決定済の長女=綾香それぞれが、思い思いの恋へと暴走し始めるという、ドタバタコメディ的ストーリィ。 それぞれに恋愛ドラマあり、各人の恋愛ドラマから感じるところも多々あり、慎之助の周辺人物として登場する浦島いろはへ稀に見る魅力を感じたりもしますが、要は最初から最後までドタバタコメディと言うに尽きます。 そもそも恋自体がドタバタコメディと言ってしまえば、そのとおりなのかもしれませんが。 それでも最後、ストーリィを統括する如き綾香によるMCには、すっきりした気分にさせられた思いです。 1.溺れる音川家/2.戦う音川家/3.壊れる音川家/4.奏でる音川家 |